エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社から突然、通知が届いてしまい、どうすればよいかわからずに困っていませんか? 見慣れない会社名に、「まさか詐欺?」と不安に感じるかもしれませんね。しかし、この会社は法務大臣の許可を得て営業している正規の会社です。
この記事では、エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社の基本情報から、通知が届いた場合の具体的な対処法まで、分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、あなたの不安はきっと解消されるでしょう。
目次
エム・ユー・フロンティア債権回収の基本情報と特徴
「エム・ユー・フロンティア債権回収」という会社名に驚いた方もいるかもしれません。しかし、安心してください。この会社は、法務大臣の許可(第28号)を得て営業している、正式な債権回収会社(サービサー)です。
サービサーとは、金融機関などから委託を受けたり、買い取ったりした債権を専門に管理・回収する会社のことを言います。この会社は、国内最大級の金融グループである三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の一員であり、その活動は法律に基づき厳しく管理されています。

エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社の概要
項目 | 詳細 | 補足 |
会社名 | エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社 | 債権回収業に関する特別措置法に基づき、法務大臣の許可を得て設立された正規の会社です。 |
設立 | 1999年7月 | 2005年10月に現在の商号に変更しています。(エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社「会社概要」) |
親会社 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 三菱UFJフィナンシャル・グループの一員であり、同行からの債権譲渡・回収を主に行っています。 |
主な事業 | 特定金銭債権の管理・回収、企業再生支援など | サービサー法で定められた特定の債権のみ取り扱います。 |
所在地 | 〒164-0012 東京都中野区本町二丁目46番1号 | 本社の所在地です。 |
許可番号 | 法務大臣許可番号 第28号 | 法務省のウェブサイトで公表されています。(法務省「債権管理回収業の営業を許可した株式会社一覧」) |
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社は、法務大臣の許可(第28号)を得て活動する正規の債権回収会社です。本社を東京都中野区に置き、資本金15億円、従業員数約800名を擁します。筆頭株主は株式会社三菱UFJ銀行であり、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、金融機関や保証会社、地方公共団体などを主要な取引先としています。
沿革を見ると、同社は複数の会社の合併を経て現在の姿となりました。
- 1999年7月にアプラス債権回収株式会社として設立。
- 2000年2月には法務大臣の営業許可を取得。
- その後、東京ダイヤモンド債権回収株式会社(東京三菱銀行100%出資)やエヌ・エス債権回収株式会社(日本信販100%出資)といったグループ内の債権回収会社と合併を繰り返しました。
- 2005年10月に現在の「エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社」に商号を変更。
- 2007年4月には株式会社日本ビジネスサポートと合併し、体制を強化しました。
これらの合併により、同社はグループ内外の債権回収業務を統合し、国内最大級のサービサーとして成長してきました。
主な取り扱い債権は?
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の中核を担う債権回収会社として、グループ内の多岐にわたる債権を扱っています。同社は「業界トップクラスの取扱実績」を誇り、個人向けから法人向けまで、幅広い分野の債権を専門的に管理・回収しています。(エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社「債権管理回収受託」)
最も中心となるのは、親会社である株式会社三菱UFJ銀行からの貸付債権です。個人向けのカードローンや住宅ローン、法人向けのビジネスローンなどが含まれます。また、グループ会社の三菱UFJニコスが発行するクレジットカードの利用代金など、クレジットカード債権の回収も重要な事業の一つです。
さらに、グループ外の企業からも債権の譲渡や委託を受けています。例えば、リース会社の債権や、信用保証会社が代位弁済した後の求償債権、さらには地方公共団体から委託された上下水道料金などの未払い債権も取り扱っています。
このように、エム・ユー・フロンティア債権回収は、三菱UFJグループの強固なネットワークと専門性を活かし、多種多様な債権に対応しています。
- 金融機関の貸付債権: 三菱UFJ銀行のカードローンや住宅ローン、ビジネスローンなど。
- クレジットカード債権: 三菱UFJニコス株式会社が発行するクレジットカードの利用代金など。
- リース・信用保証債権: 三菱UFJリースや信販会社、保証会社からのリース債権や求償債権。
- その他の債権: 住宅金融支援機構の融資債権など。
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社から通知が届いた際の対処法
なぜエム・ユーから通知が届くのか
「エム・ユー・フロンティア債権回収からお金を借りた覚えはないのに、なぜ通知が届くの?」と疑問に思うのは当然です。これは、あなたが過去に借りたお金の債権が、元の金融機関からエム・ユー・フロンティア債権回収へと譲渡または回収委託されたためです。
通知書が届いたら、まずは「原債権者」という項目を落ち着いて確認してください。そこに記載されている会社名が、あなたが過去に取引をしていた相手です。多くの場合、三菱UFJ銀行、三菱UFJニコスといったグループ会社の名前が書かれています。心当たりのない通知だとしても、元の債権者を確認すれば記憶が蘇るかもしれません。
通知を無視することは絶対にNG
「昔の借金だから時効だろう」「知らない会社だから詐欺に違いない」と安易に考えて、通知を無視することは非常に危険です。エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社は、法務大臣の許可を得た正規の債権回収会社です。通知を放置すると、深刻な事態を招く可能性があります。
通知への応答がない場合、会社は最終手段として裁判を起こす可能性があります。具体的には、裁判所から支払督促や訴状が届くことになります。これらの法的文書も無視すると、強制執行(財産の差し押さえ)へと移行し、給与や銀行口座、不動産などが差し押さえられるリスクがあります。一度差し押さえが実行されると、生活に大きな影響を及ぼすことになります。
借金は返済が滞ると、元本に加えて遅延損害金が増え続けます。通知を無視している間にも、請求額は膨らんでいきます。
本物か見分ける方法
とはいえ、届いた通知書が本物かどうか不安になるのは当然のことです。債権回収業者を名乗る詐欺グループによる架空請求がされているのは事実であり、法務省も、債権回収会社をかたる架空の請求に注意を呼びかけています。
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社も、公式サイトで「当社名をかたった架空の支払請求にご注意ください」とのアナウンスを出しており、詐欺発生の可能性があることを示唆しています。(エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社「当社名をかたった架空の支払請求にご注意ください」)
本物を見分けるためにも、以下の情報を確認することが重要となります。
1. 原債権者と契約情報の確認 通知書には必ず「原債権者」が記載されています。これは、あなたが過去に借金をした元の会社(例:三菱UFJ銀行、三菱UFJニコスなど)です。また、その借金の契約日や契約番号、会員番号、最終返済日など、あなたにしか知り得ない具体的な情報が記載されているか確認してください。これらの情報が曖昧だったり、記載がなかったりする場合は、架空請求の可能性が高いです。
2. 連絡先の照合 通知書に記載された連絡先(住所や電話番号)が、エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社の公式サイトと完全に一致するかを必ず確認してください。詐欺業者は、公式サイトとは異なる電話番号(特に携帯電話番号)や、架空の住所を記載していることがあります。
3. 会社名の確認 「エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社」という会社名は、一文字でも間違っていないか確認しましょう。非常に似た名称で、混乱を誘う詐欺も存在します。例えば「エム・ユー・フロンテイア債権回収」のように、一見すると気づきにくい間違いがある場合があります。
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社の代表的な連絡先
拠点 | 電話番号 | 住所 |
本社 | 03-3373-5111(代表) | 〒164-0012 東京都中野区本町二丁目46番1号 中野坂上サンブライトツイン |
大阪事業所 | 06-7730-9156(代表) | 〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町二丁目1番1号 瓦町三信ビル |
名古屋事業所 | 052-218-1900(代表) | 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦二丁目12番14号 MANHYO第一ビル |
お客様向け<br>フリーダイヤル | 0120-349-831 | – |
最後に返済してから5年以上が経過している場合、時効が成立している可能性があります。ただし、時効は自動的に適用されるものではなく、相手方に対して「時効援用」の手続きを正式に行う必要があります。安易に連絡を取ると時効が中断・更新される恐れがあるため、まずは専門家へ相談することを強く推奨します。


債務整理を検討
もし時効が成立していなかったり、借金がどうしても返せない状況だったりする場合は、債務整理という方法を考えることができます。債務整理とは、借金問題を法的に解決するための手続きのことです。任意整理、個人再生、自己破産など、借金の金額やあなたの経済状況に応じて、最適な方法があります。
専門家と相談しながらこれらの手続きを進めることで、借金の額を減らしたり、支払いの負担を軽くしたりすることが可能になります。決して恥ずかしいことではありませんので、前向きに検討するべきです。

まずは専門家へ相談を
「どうすればいいのかわからない」「一人で対応するのは怖い」と感じている方は、一人で抱え込まず、すぐに弁護士や司法書士に相談してください。
専門家はあなたの状況を詳しく聞いてくれますし、今後の対応についても一緒に考えてくれます。通知書の内容を正確に判断し、時効援用の手続きや債務整理の相談にも乗ってくれます。自分だけで判断せず、専門家の力を借りて解決への道を探すことが、最も安全で確実な方法です。
通知書の内容を確認し、心当たりのある借金かどうか思い出してみましょう。その上で、ご自身の状況に合わせて、次の行動を検討してみてはいかがでしょうか。