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債務整理

借金減額シミュレーターの仕組みとデメリット、利用者の口コミを紹介します

借金の支払いを減らす方法や債務整理について調べると、よく見かけるのが借金減額シミュレーターです。

このシミュレーターは、個人が自分の収入や支出、借金の額などを入力すると、特定の条件下で借金をどれくらい減らせるかを予測するツールです。

通常は債務整理や交渉時に活用されます。

とはいえ、広告や情報で借金減額シミュレーターの存在を知り、「なぜ減額のシミュレーションが可能なのか?」や「個人情報の提供は安全なのか? 詐欺ではないか?」など、これらの疑問は多くの人が抱えるものでしょう。

この記事では、借金減額シミュレーターの仕組みや口コミ、利用する際のメリット、デメリットについて詳しく解説します。

借金減額シミュレーターの仕組み

借金減額シミュレーターとは

近頃では、SNSやウェブ上の掲示板で、借金の削減の可能性を調べたり計算したりできるサービスがいくつか存在します。

これらの借金削減シミュレーターは、弁護士や司法書士の事務所が提供しているもので、手軽に現在の借金がどれだけ削減できるかを確認するためのオンラインツールです。

これらは一般的に借金減額診断とも呼ばれています。

これらのサービスは、パソコンやスマートフォンから24時間いつでも無料かつ匿名で利用できます。

借金削減シミュレーターを使用すると、以下のような情報が得られます。

✅過払い金は存在しないか?(支払いすぎた利息がないか)
✅債務整理を通じて借金を削減できるか?
✅過払い金や債務整理を通じて、どれだけ借金が削減できるか?

また、これらの情報は完全に匿名で提供され、弁護士や司法書士は守秘義務を負っているため、減額診断の際に提供された情報を借金問題以外の目的で利用することや、家族や職場に内容を漏らすことは一切ありません。

借金減額診断シュミレーターの仕組み

続いて、借金減額シミュレーターの仕組みについて詳しくご紹介いたします。

借金減額の手段として、弁護士や司法書士が提供できるものは、主に債務整理と呼ばれる手続きです。

債務整理には、任意整理、自己破産、個人再生といった手続きがありますが、これらはすべて法律を活用して、借金総額を減らしたり、支払いを免除したり、月々の返済額を軽減するための手続きです。

このように債務整理には3つの方法があることから、適切な手法を選択し、有効に借金を減額するには、いくつかの確認すべき事項があります。

たとえば、

借り入れを始めた時期

返済可能性の確認

借金の総額

などのチェック項目が挙げられます。

これらの項目を総合的に判断したうえで、減額が可能かどうかを借金減額シミュレーターがチェックしているのです。

借金減額診断シュミレーターの利用方法

STEP1 減額シミュレーターをクリックする

STEP2 現在の借入額を選ぶ 

STEP3 借入期間を選ぶ

STEP4

STEP5 名前、メールアドレス、電話番号を記入して、診断するをクリック

借金減額シミュレーターのメリット・デメリット

メリット①|無料で簡単に利用できる

最初に挙げられる主なメリットは、無料かつ手軽にシミュレーターや診断が利用できることです。

債務整理には法的な知識が必要なため、通常は弁護士に相談することが一般的です。

ただし、最初から弁護士に電話やメールで相談するのは、敷居が高いと感じる人もいます。

広告の一環として提供されている側面もありますが、ネット上で気軽に利用できるサービスを通じて、弁護士に相談するハードルを下げる役割を期待されます。

メリット②|匿名での利用も可能

また、これらの借金減額シミュレーターは、匿名での利用が可能であるという点も利点の一つと言えるでしょう。

先ほど触れたように、直ちに弁護士や司法書士事務所に相談することは心理的なハードルが高いこともあり、名前が知られてしまうことも避けたいと感じる方もいるかもしれません。

弁護士事務所が無料で借金削減シミュレーターを提供するのは、債務整理に悩む人々に対して、借金を減らす救済制度の理解を広める意図があるからです。

そのため、借金減額シミュレーターを匿名で利用できるよう、本人確認は不要で利用できるという点も、好ましい要素と言えるでしょう。

デメリット①|診断結果と実際の借金減額成果に差がある

借金減額シミュレーターのデメリットについてもご紹介します。

借金減額シミュレーターは、必要な情報を入力することで現在の借金がどれくらい減額できるかを知る手段となりますが、これはあくまで簡易な診断によって減額が可能か否かを判断するため、厳密な減額可能額を算出できるわけではありません。

実際の減額可能な金額を知るには、貸金業者からの取引履歴を入手し、借入金額や借入金利などを詳細に計算する必要があります。

借金を減額するには、「過払い金返還請求」や「債務整理」といった手続きが必要であり、その際には借金の総額、金利、取引の内容、取引期間、収入、返済意思など、多岐にわたる要素を考慮して判断する必要があります。

しかしながら、これらの情報を正確に把握している人は少なく、そのため借金減額シミュレーターは必要最低限の情報での入力に制限されています。

シミュレーション結果はあくまで目安であり、実際の金額とは異なる可能性があります。

そのため、算出される結果も厳密なものではなく、あくまで「大まかなもの」と考えておくべきです。

デメリット②| 弁護士や司法書士事務所から連絡が来る

次に、借金減額シミュレーターの利用後、弁護士や司法書士事務所からの連絡がある可能性があります。

SNSやウェブ上の掲示板などで、「〇〇法律事務所 しつこい」「〇〇司法書士事務所 迷惑電話」などといった評判や口コミが見受けられることがありますが、これは借金減額シミュレーターを利用した後に、何度か事務所からの連絡があった結果と考えられます。

ただし、これが「煩わしい」「しつこい」と感じるか、それとも借金問題に困っている状況で専門家からの連絡が有益だと受け止めるかは、個人の意見によります。

前述した通り、借金減額シミュレーター(借金減額診断)は「借金を減額できる可能性があるか?」という点を判断するものであり、具体的な減額金額を診断するものではありません。

そのため、弁護士や司法書士事務所からの連絡があることは、借金減額シミュレーションの結果を基に、専門家がより詳細な状況をヒアリングし、適切な提案や説明を行う必要があります。

また、借金減額シミュレーターを利用する人は、既に借金を抱えているか、借金問題に悩んでいる可能性がある方が多く、困っている可能性のある人に連絡をしないで放置する方が、よほど問題があると言えます。

金銭問題や借金問題というのは、心身共に大きなストレスになり、なかには金銭問題が原因で、自殺に至るような方すらいるのです。

デメリット③|個別の状況によっては減額できないことも

第三のデメリットとして、個別の状況によっては減額できない場合があることが挙げられます。

借金減額シミュレーターは、過去に法律事務所や司法書士事務所で解決をした経験やノウハウに基づき、一般的な借り入れがある方が債務整理を行った場合、いくらくらいの借金減額できる可能性があるかを判断するものです。

そのため、ここで出た診断結果はあくまで一般論であり、個別の条件によっては借金の減額が出来ないことがあります。

「借金が減額できると言ったのは嘘じゃないか」と思うかもしれないのですが、減額が出来ない状況と言うのは、以下のようなものが考えられます。

・お金を借りてすぐに債務整理をしようとする場合

・滞納している期間が長すぎる場合

・複数回の債務整理を行っている場合

要は取引履歴が悪い場合は、借金減額ができないことがあるということです。

借金減額シミュレーターを実際に利用した方の口コミ

借金減額シミュレーターや、借金減額診断は、各弁護士事務所や司法書士事務所で提供されているものであるため、google口コミには口コミはありませんでした。

代わりに、SNSや各社の口コミなどの評判を中心にご紹介します。

借金減額シミュレーターの口コミには、以下のようなコメントが寄せられていました。

💡家族にバレずに借金を返済できた

💡借金が減るという診断が出て、ちゃんと手続きすれば借金は減らせる

💡怪しい、詐欺ではないか、釣り広告だ

なお、勘違いや誤解があると思われる口コミに対しては、注釈が付しているものがあります。

家族に言えない借金が200万円に膨れ上がり、毎月の利息すら返せない、来月の支払いが出来ない、このままだと家族にバレて離婚の危機、お先真っ暗という状況に陥りましたが、たまたま出てきた借金減額のライン広告をポチっとした結果、今があります。
シュミレーターの利用は簡単だった。その後の電話相談で明確な解決方法がわかったが、電話相談は時間が限られているので、借金や支出の状況は事前に把握していた方がスムーズに相談できると感じた。初めての相談は、事前準備が重要とのこと。
学生時代からの借金を社会人になってからも完済できずにいました。
社会人になってから、自由に使えるお金が増えたので、浪費がすごくなってしまって、、、
どうしようも無くなって、ネットで見つけた借金減額シミュレーターを利用しました。
結果、翌日に司法書士さんから電話がきて借金減額の手続きをしていただくことができました。
藁にも縋る気持ちで利用したので、減額できると知った時心の底からホッとしました。
最初に借金の返済で苦しくなった時点で、シミュレーションを利用すればよかったです。
国が認めた借金減額法!とかいう弁護士?だかのクソ広告いい加減国で取り締まらないとダメじゃないですかね…どこの国が認めてるのか知らないけど

補足

個人再生や自己破産は法令で認められた方法ですし、任意整理も民法上認められた手段であることは言うまでもありません。

なお、法的整理の方法は、主要先進国では大体整備されています。

最近インスタの節約アカウントの投稿を見てると、毎日1回は「地獄を見た」とか「やばい」とかで釣る借金減額シミュレータの投稿多い
あれ簡単に借金減額できるって言ってるけど、使うと基本的に金融ブラックつくからね💦安易に使うとクレカしばらく作れないしローンも組めんぞ

補足

信用情報に影響が出るのは、実際に債務整理を行った場合であり、借金減額シミュレーターを利用しても、信用情報に影響が出ることはありません。

ある銀行のカードローンから個人情報漏洩のニュースがあったけど、病気の中で解雇され路頭に迷う中でカードローンのおかげで自己破産を免れた身としては感謝しかない
YOUTUBEみると「借金減額診断」の広告が出てくるけど、返済時には利子を削るというのは自己中心的すぎだから利用する気にもなれない

まとめ

借金減額シミュレーターは、ネット上で提供されているツールで、弁護士や司法書士がよく利用者に提供しています。

これを使用すると、個人は匿名で、かつ無料で24時間いつでも利用可能です。

このシミュレーターを通じて、過払い金や債務整理を経て借金がどれくらい削減できるかを知ることができます。

借金減額シミュレーターの基本的な仕組みは、債務整理手続きを通じて借金を減らす方法を提供することです。

債務整理にはいくつかの種類があり、それぞれが任意整理、自己破産、個人再生などと呼ばれています。どの手続きを選ぶかは、借金を始めた時期や返済の可能性を考慮して決定されます。

このシミュレーターの利点は、無料かつ手軽に使え、匿名で24時間いつでも利用できることです。

ただし、欠点としては、診断結果と実際の借金減額が異なることがあり、弁護士や司法書士事務所からの連絡があることや、個別の状況によっては減額できないことが挙げられます。

このシミュレーターはあくまで一般的な目安を提供するものであり、具体的なアドバイスは専門家に相談することが重要です。