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債務整理

借金を滞納しそうなら債務整理!その理由と払えない時の結末

債務整理をするタイミングとして、「借金を払えない時」が挙げられます。

借金を払えないで時間が経過してしまうと、悲惨な結末をたどってしまうこともあります。

ここで債務整理をすることで、借金を大きくしたり、無駄な出費を抑えることができます。

ですので、悲惨な結末を回避するためには、債務整理がベストの選択なのです。

本記事では

  • 債務整理をするベストのタイミングは「借金を滞納しそうなとき」の理由
  • 借金を滞納したのちに訪れる怖い結末

などについて解説していきます。

借金を払えないなら債務整理をするべき!その理由とは?

理由①|債務整理は「後戻りのための黄金の橋」

一つの目の理由は、「借金問題が深刻になる前に債務整理をするべき」だからです。

借金問題が深刻化する前にとどまることが出来れば、選択肢も増えます。

例えば、債務整理には、任意整理と言う手続きがあります。

これは借金の元金を返す代わりに、利息を下げたり、毎月返済額を小さくするという手続きです。

借金の元金を分割で返すのですから、元金が小さいうちは負担も小さいです。

ですが、借金の元金が200万、300万と増えてしまうと、返済額はそれに比例して大きくなってしまいます。

そして、借金が大きすぎて返せないなら、自己破産するしかありません。

ですが、この自己破産は、持っている住宅や自動車などの高価な財産を清算したり、一定期間就けない職業が出たりと、マイナスの面も大きいのです。

借金が小さいうちなら引き返せたのに、時間が経てば自己破産しかなくなるのです。

このように、借金問題が深刻化する前に、迅速に行動することが重要になるのです。

言い換えると、債務整理は、「後戻りのための黄金の橋」だと言えるのです。

理由②|手続きが遅れると不利になる

ですが、現実的には、「後戻りのための黄金の橋」を渡れる人は多くはありません。

借金を滞納してから債務整理というケースも見られますが、これでは遅すぎます。

なぜなら、長期間に渡って借金の返済を滞納していると、法的なリスクを負うためです。

貸金業者は滞納が長期に渡ると、借金を回収するために裁判を起こしてきます。

そして、裁判を起こされてから分割払いの交渉をしても、認められないことがあります。

中には、裁判が確定し、給与や口座の差し押さえを受けてから初めて債務整理を考えると言う人もいます。

ですが、事ここに至っては、弁護士や司法書士でも手が出せないことがほとんどです。

このような状況になれば、やはり「自己破産しかできない」ということになります。

いつまでも、「後戻りのための黄金の橋」が渡れるわけではないのです。

理由③|借金を払えない状況は借金地獄の一歩手前まで来ているということ

借金を滞納しそうな状況というのは、反対に言うと

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滞納しそうだけど、借金を払えている

という風に考えてしまいがちです。

ですが、よく考えてください。

「借金を滞納しそう」ということは「返すお金が準備できていない」ということです。

にもかかわらず、

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まだ支払いは出来る

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まだ滞納していない

という風に捉えて、軽い事柄と思ってしまう人がいるようです。

ですが、「借金を払えない」と感じている段階というのは、想像より深刻です。

いうなれば、借金地獄の一歩手前まで来ているということなのです。

病気に例えると、初期のガンのようなものです。

このまま放っておけばステージが進行して、治せなくなる危険な状況なのです。

【結論】借金を払えないなら債務整理を選ぶのが最も良い選択

再度言いますが、「借金を滞納しそう」「借金が払えない」という状態は既に「借金を返すお金が準備できていない」ということです。

それは、借金地獄の一歩手前に立っているという、かなり深刻な状況です。

ですが、安心してください。

ここには債務整理という「後戻りのための黄金の橋」がかかっています。

早めに行動すれば、現在ある借金に対して、様々なアプローチを取ることが出来ます。

業者から裁判を起こされたりするのを防ぐこともできるかもしれません。

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まだ滞納していないから大丈夫

と、考えるのではなく、

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このままでは借金を払えない状態になる

と思い、債務整理を利用するべきなのです。

「借金を滞納しそうだけど、なんとかなる」そんな人がよく陥る落とし穴とは

「滞納しそうだけどなんとかなる」は一番危険!その理由とは

ここまでは、債務整理は早めに、借金を払えない状態になる前に開始するべきだということをご紹介してきました。

では、なぜ、多くの人は早めに行動できないのでしょうか?

答えは簡単で、ほとんどの人が「何とかなる」と思っているからです。

その、「なんとかなる」という根拠のない自信のせいで、債務整理をできないのです。

ですが、「なんとかなる」といって何とかなった人はめったにいません。

「なんとかなる」と思っている人は、「今月だけ」と思って、毎月借金をしています。

もちろん、「借りて、返して、また借りて」を繰り返すので、全く借金は減らず、むしろ増えているくらいです。

繰り返しになりますが、「なんとかなる」は非常に危険です。

非常に多くの人は、何とかなると思って時間を先延ばしにします。

ですが、それは全く問題解決につながっていません。

むしろ、借金を増やしてしまう原因になるのです。

ここからは、何とかなると思っていたけどダメだった、具体的事例を紹介します。

なお、この具体例は、実際にあった債務整理事件に基づき作成した事例です。

いかに「『なんとかなる』は『どうにもならない』」のかを体感してください。

「なんとかなると思ってたけどダメでした」具体的事例

ケース①|借金を返すために借金を重ねる~消費者金融編~

Aさん

私は、現金をほとんど持ち歩かず、日常的にクレジットカードを使っていました。

ただ、カードを使っているとついつい使いすぎてしまうものです。

私もご多聞に漏れず、使い過ぎが原因で、高額な一括請求が来てしまいました。

私は、今月のクレジットカードの請求を払えない状態になってしまいました。

そんな状況下で、私はリボ払いを選択。いったんは何とか返済をしました。

ですが、今度は「リボ払いがあるから返済も大丈夫だろう」と考えてしまい、無駄遣いは抑えることはありませんでした。

そして、気づけばリボ払いの上限を迎えてしまいました。

「なんとかしないといけない」と思った私は、今月のクレジットカードの返済をするために消費者金融からお金を借りました。

そして、給料日前になるとクレジットカードを使って生活していました。

最後には、消費者金融からの借り入れもまた上限に至ってしまいました。

その結果、借金は二倍に膨れ上がってしまいました。

Aさんの行ったのは、典型的な自転車操業です。

「なんとかなるだろう」と軽く考えて、自転車操業で時間稼ぎをしていても、どうにもならないというケースでした。

ケース②|借金を返すために借金を重ねる~おまとめローン編~

Bさん

私は、クレジットカードと消費者金融からの借金を重ねており、トータルの借金は100万円を越えていました。

そんな折、TVのCMで「借金をおまとめてして、金利や返済額を減らしましょう」という広告が流れてきました。

私は、「毎月の返済が楽になるなら」と思い、すぐに銀行でおまとめローンの融資を受けました。

しかし、借金の返済は楽にはなったものの、生活に困ったらクレジットカードを使うという生活に慣れていたため、クレジットカードが使えないのはとても不便でした。

そこで、「今月だけ」と思って、クレジットカードをすぐに使い始めてしまいました。

これをすると、おまとめローンとクレジットカードの返済を両方しなければいけません。

お金がすぐに足りなくなってしまいました。

「このままだと返済が出来なくなってしまう!」と思った私は、

「今月だけ」のつもりで消費者金融からも借り入れをしました。

あとは、自転車操業の繰り返しで、気づけば、借金は2倍になっていました……

おまとめ

Bさんの問題は、おまとめローンを利用するほど借金を膨らませていたのに、

再度クレジットカードや消費者金融からの借り入れを行ったことです。

おまとめローンを利用する=借金完済ではありません。

ですが、おまとめローンにより、クレジットカードや消費者金融を返済できたことにより、借入枠が回復するため、借入が出来てしまいます。

そのことから、生活費を補填するために借入をして、借金を膨らませる人が後を絶ちません。

おまとめローンをしたら、借り入れをするのは絶対に止めましょう。

ケース③|借金を返すために借金を重ねる~身内や知人に頼る編~

Cさん

私は、消費者金融からの借金で困っていたので、両親を頼って借金を完済しました。

しかし、お金を借りたところで、生活費が賄えるわけではありませんでした。

そのため、私はすぐに「今月だけ」「なんとかなる」と思って、消費者金融からの借金を再開しました。

さらに、借金返済が苦しくなると、知人から借金をしていました。

結果、両親、知人、消費者金融からの借金で、借金は2倍以上に増えてしまいました。

A,B,Cの3つの事例を見ていただきましたが、これらの失敗の原因ははっきりしています。

それは「他人から借りたお金で借金を返した」ことにあります。

「なんとかなる」と思う人の大半は、「人から借金をしてなんとかする」という行動をとります。

結果、借金を増やしてしまい、借金を払えない状態になってしまうのです。

ケース④|悩んで何もせず時間を無駄に使ってしまう

Dさん

私は、消費者金融やクレジットカード会社など、複数社から借金をしており、毎月、滞納寸前で何とかしてきました。

「そろそろ、本当に払えない状態になる……」とは感じていたものの、

「債務整理をするとブラックになるのは嫌だなあ」

「債務整理はクズのすることだから」

と考えて、悩み続けてズルズルと時間が経っていました。

ある時、私はいよいよ借金を払えない状態になりました。

一旦借金を滞納すると、業者からの連絡が毎日着ます。

しかし、私は

「忙しいから仕方ない」

と言い訳をして、それらの電話や通知を無視しました。

気づけば2年が経っていました。

そんなある日、私の下に裁判所から「差し押さえ決定通知」が来ました。

実は、a社は私が借金を滞納してから数か月に裁判を起こしていたのです。

私は、慌てふためいてa社に「分割で返済するから許してほしい」と頼み込みました。

しかし、a社は

段落
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給与も口座も分かっているので、差押えします

の一点張り。

全く交渉に応じてくれませんでした。

結果、毎月の給料を差し押さえられてしまいました。

給料が差し押さえられた私は困ってしまいました。

信用情報が悪いため、すでに新規の借り入れは不可能でした。

口座の差し押さえを受けたせいで、お金は全くありません。

このままでは、携帯や家賃も払えないため、生活もままなりませんでした。

それでも、私は

「生活保護を受けたら社会のゴミ扱いされるんだろうなぁ」

と、まだ悩んでました。

結果、さらに半年が経った頃、家賃を滞納していたことから、大家に追い出されてしまいました。

債務者が最後に行きつく悲惨な最後

この段階で、Dさんはもうすでに悲惨です。

ですが、投資の格言に「まだはもうなり、もうはまだなり」というものがあります。

そう、Dさんの悲惨な状況は、まだ悪くなるのです。

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家がないので仕方なく、ネットカフェで生活していました。

ですが、ネットカフェ代すら払えないことに気づくのに時間はかかりませんでした。

結局、料金を払えないことで、店員に

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今日中に料金が払えなかったら出て行ってくれ

と言われてしまいました。

そんな折、ネカフェのパソコンでSNSを見ていると

「ブラックでも即日融資します」という広告を見つけました。

私は、そのお金を借りてネットカフェ代を払おうと思いました。

SNSのダイレクトメールで業者とやり取りをすると、相手から

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金利が月10%かかる。加えて、手数料として毎月1万円もらう

と言われました。

後から聞いたのですが、これは違法な金利を取る闇金でした。

ただ、私には選択の余地がありませんでした。

闇金からお金を借りて、月10%の利息を払い続けることになったのです。

段落

ですが、月10%もの利息を取られては、支払いが出来なくなるのは目に見えてます。

結果、私もすぐに、支払いを滞納してしまいました。

そんなある日、闇金の人がネットカフェにやってきました。

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おたくね、いつまで返済待たせる気なの!?

うちから借りた借金の総額は金利を入れたら200万円は下らないんだよ!

Dさんはたぶん30万円くらいしか借りてないと思っていました。

ですが、金利が違法なほど高いので、遅延損害金がそのくらいになるようです。

私は、気迫に押されて借用書を書かされてしまいました。

すると、闇金の人は、突然優しくなりました。

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兄ちゃんにも事情があるだろうから、いいバイト紹介するよ

と言って、時給30万円のバイトを紹介してくれました。

明らかに闇バイトでした。

でも、食うにも困る私には、選択肢はありませんでした。

このように、Dさんはどこからも借り入れが出来なくなり、結果として、闇金や闇バイトに手を付けることになりました。

こうなってしまっては、もうDさんには、残された道は自己破産しかありません。

払えない状態になってからでは遅い!滞納する前に債務整理の相談をしよう

ここまで、「なんとかなる」と思った人たちが、どんな悲惨な目に遭うかを具体的事例を挙げてお伝えしました。

上記のお話の登場人物に共通して言えるのは、「なんとかなる」と根拠のない自信を持ってしまい、決断を先延ばしにしていたことです。

最初の

  • 「借金を滞納しそう」
  • 「借金が払えない」

と思ったときに、思い切って弁護士や司法書士に相談し、債務整理をしていれば、結果は大きく変わってたかもしれません。

現実を直視し借金問題を解決しよう

「なんとかなる」「希望はある」と思うのは自由です。

ですが、それを実現するだけの根拠がなければ絵に描いた餅です。

「異世界転生した先の世界のこと」を考えているのと大して変わりません。

重要なのは、現実を直視し、将来を考え、行動することです。

「借金を滞納しそう」と思ったのなら、すでにあなたは「返済金を準備できない状態にある」ということです。

今月、来月はどうにかなってもどこかで返せないタイミングが来てしまう可能性は高いと言えます。

相場取引の格言に「まだはもうなり、もうはまだなり」という言葉があります。

まだ滞納してない、大丈夫と思ったら、そこが債務整理をするべきポイントなのです。

債務整理を考えてるならまずは相談を

とはいえ、一足飛びに債務整理をするというのは少し難しいかもしれません。

ですが、相談を無料で受け付けてくれる事務所も多数存在します。

そこで、適切な解決策を提示してもらうことが、結果として借金問題の早期解決、深刻化の防止につながるのです。

債務整理は早期に行えば、負担を下げ「後戻りのための黄金の橋」になりえます。

ですが、いつまでも先延ばしにしていては、その橋は童謡の「ロンドン橋」のように崩れ落ちてしまうかもしれません。

債務整理をすることで借金問題を解決し、平穏な日常に後戻りするのか、そのまま悲惨な結末に突き進んでいくのかは、あなたの決断次第です。
そして、そのチャンスは、弁護士や司法書士に債務整理の相談してみるという行動でつかめるかもしれません。