債務問題でお悩みの方は、一人で抱え込まずに専門家に相談することが大切です。その際、どの事務所に相談するかは慎重に選ぶ必要があります。
今回は、債務整理に定評のある司法書士法人ライタス綜合事務所の評判や口コミを徹底的に調査しました。
ライタス綜合事務所は、LINEを活用した相談の利便性や、闇金問題への強い対応力、幅広い分野への対応、支払い遅延への柔軟な対応などが強みとして挙げられる一方で、費用回収の強引さや一部スタッフの対応の悪さ、和解内容への不満など、批判的な口コミも一定数存在します。
果たして、ライタス綜合事務所は債務問題で悩む人におすすめできる事務所なのでしょうか?良い評判と悪い評判の真相に迫ります。
司法書士法人ライタス綜合事務所の評判・口コミ
司法書士法人ライタス綜合事務所は、一般の方々から様々な評価を受けているようです。
2024年11月現在、googleクチコミでは、4.5点という高得点を獲得しています。
81件ものレビュー数からも、たくさんの人に信頼されている事務所だとわかります。
ただし、多数の良い口コミがある一方で、不満や不平を感じている方もいるようです。特に電話や闇金への対応について疑問視する声が多く上がっていました。
司法書士法人ライタス綜合事務所の良い評判・口コミ
司法書士法人ライタス綜合事務所には以下のような好意的な口コミが寄せられています
闇金問題は借金問題の中でも特に深刻で、専門的な知識と経験が必要とされます。ライタス綜合事務所はその点で高い能力を持っているようです。嫌がらせ対策や関係者への説明など、トータルでサポートしてくれるのは心強いですね。
また、相談者の立場に立って親身になって話を聞き、柔軟に対応してくれる姿勢も好感が持てます。司法書士報酬を工面するのが難しい人も多いと思いますが、支払いの相談にものってくれるのは安心材料になるでしょう。
難しい案件にも臆することなく取り組んでくれる点も魅力的です。借金問題は千差万別で、中には非常に複雑なケースもあります。そのような案件でも断らずに対応してくれるのは、頼もしい限りです。
以上のように、司法書士法人ライタス綜合事務所では借金問題の解決に向けて親身で丁寧な対応をしてくれるという評価が多数見受けられました。 総じて、ライタス綜合事務所は借金問題の解決において、高い専門性とともに、相談者に寄り添った姿勢で臨んでくれる良質な事務所だと言えそうです。借金でお悩みの方にとって、心強い味方になってくれることでしょう。
司法書士法人ライタス綜合事務所の悪い評判・口コミ
一方で司法書士法人ライタス綜合事務所に対しては以下のような批判的な口コミも存在します。
まず、費用面での不満が目立ちます。着手金の支払いがなければ対応してもらえないというのは、資金的に追い詰められている相談者にとっては厳しい条件だと感じられるでしょう。費用の支払いが遅れると電話で督促されるのも、プレッシャーを感じさせてしまいそうです。
また、一部スタッフの電話対応の悪さや高圧的な態度も問題視されています。依頼者は闇金問題で不安を抱えているわけですから、スタッフの言動で更に不安にさせてしまうのは望ましくないでしょう。
依頼の成果についても、内容に不満を持つ人がいるようですね。特に、元金和解や相手方の条件を飲んでの和解をしているケースが多く報告されており、期待通りの解決が得られないと、「頼んだ意味があるのか」と疑問を感じてしまうのかもしれません。
司法書士法人ライタス綜合事務所の評判・口コミまとめ
司法書士法人ライタス綜合事務所の評判や口コミを見ると、二面性があることが分かります。
良い評判としては、闇金問題や複雑な相続案件など、困難な債務問題に強いという点が挙げられます。親身になって相談に乗り、全国からの案件に柔軟に対応してくれる点も高く評価されています。また、着手金などの支払いについても相談に乗ってくれるなど、相談者に寄り添う姿勢が好感を持たれているようです。
一方で、批判的な口コミも一定数存在します。特に費用面で、着手金が払えないと対応してもらえなかったり、支払いが遅れると電話で督促されたりと、強引な印象を受ける利用者もいるようです。また、一部スタッフの電話対応の悪さや高圧的な態度も問題視されています。依頼内容の成果についても不満を持つ人がおり、和解条件への不満などが寄せられています。
ただし、受任件数2万件を越える事務所規模や、好評のレビュー数が非常に多いことを考慮すると、ほとんどの人は満足をしていると考えていいでしょう。どれほど優れたサービスを提供する司法書士事務所であっても、すべての案件で依頼者に対して100%の満足を提供することは極めて困難であり、一定程度の不満が出るのはやむを得ません。
総じて、司法書士法人ライタス綜合事務所は、債務問題の解決において高い専門性を発揮し、相談者に寄り添う姿勢も持ち合わせている一方で、費用回収のあり方やスタッフ対応などに課題を抱えている事務所だと言えそうです。債務でお悩みの方は、事務所の特徴をよく見極めた上で、相談に臨むことをおすすめします。
好評の声多数!司法書士法人ライタス綜合事務所の評判がいい理由とは?
LINEを活用した相談が可能
司法書士法人ライタス綜合事務所では、電話、メールフォーム、LINEの3つの方法で新規相談を受け付けています。中でもLINEでの相談は、「LINE完結で話を進めてもらえるシステムに驚きました」と言う声があり、特に利便性が高いと評判です。
忙しくて電話をかける時間が取れない方や、メールのやりとりが面倒だと感じる方にとって、LINEは使い勝手の良い相談ツールと言えます。LINEなら、自分の都合の良い時間に相談内容を確認したり、返信したりできるからです。
また、LINEでは過去のやりとりが時系列で保存されるので、事務所からの回答を後から見直すのも簡単です。これにより、相談内容の抜け漏れを防ぎ、安心して問題解決に取り組むことができます。
依頼後のやりとりは主に電話で行われますが、相談段階でLINEを活用できるのは大きな利点だと言えるでしょう。
闇金問題にも対応可能
司法書士法人ライタス綜合事務所のもう1つの強みは、闇金問題にも対応可能であることです。「悪質な連絡が止まった」「取り立てに追われる前に対応してくれた」という好評の声も多かったです。
闇金業者は法律上、貸し付けた元金の取り立てができないはずですが、巧妙な手口で取り立てを続けるケースがあります。また、最近では先払いや後払い、ファクタリングなどの様々な手法があり、その方法は巧妙化しています。(参照:政府広報「スマホの向こうはヤミ金かも。後払いや先払いの現金化に注意!」)そのため、闇金問題に立ち向かうには専門的で最新のトレンド、流行を掴んだ知識と経験が欠かせません。
司法書士法人ライタス綜合事務所は豊富な実績と素早い対応力を持ち、しつこい取り立てや嫌がらせから早期に解放するお手伝いをしています。
闇金問題を扱わない弁護士事務所や司法書士事務所もある中、このような専門的な対応は頼もしい限りです。
幅広い分野の応対が可能
司法書士法人ライタス綜合事務所は闇金問題以外にも、幅広い分野での相談が可能です。口コミの中には「他社で断られるような難しい相続案件にも対応してくれる」というものがありましたが、
債務整理、相続、各種登記、消費者被害、企業法務、許可・認可の書類作成など、幅広い分野の法律相談に乗ってくれます。
例えば、2024年4月1日から義務化される相続登記の手続きや、闇金・ソフト闇金、先払い買取、後払い現金化などの違法業者との交渉にも対応可能です。
このように、幅広い分野を取り扱うことにより、相談→解決へのワンストップサービスを提供できているという点は、他の事務所にはない強みだと言えるでしょう。
支払い遅延にも柔軟に対応
さらに、同事務所は依頼費用の支払いが難しい場合にも柔軟に対応してくれるのが特徴です。
借金問題や闇金問題を抱える方の中には、生活費や他の返済で経済的に苦しく、事務所への依頼費用の工面が難しい人もいるでしょう。
しかし同事務所では、事務所費用の分割払いや後払いが可能となっています。これにより、初期費用がなくても安心して手続きを始められるのです。
加えて、債務整理を依頼すれば貸金業者への返済が一時的に止まるので、その分のお金を生活費や事務所費用に回すことができます。
万が一、債務整理後に病気やケガで返済が滞りそうになっても、事務所が貸金業者との交渉を行い、返済の先延ばしを実現する手助けをしてくれるという、経済的困窮を改善することのできる事務所であるという点で、多くの方から信頼を得ていることが分かります。
批判的な声もある?悪い口コミの原因は?
頼んだ意味がなかった?和解内容に対する不満について
悪い口コミの中には、主に「頼んだ意味あるのか疑問」「払わないと和解出来ないじゃあまり意味がない」という和解内容に関する批判がありました。
この点については、やや複雑な事情があるため、詳細に解説したいと思います。
そもそも闇金への返済は必要はない
前提として、そもそも闇金への返済は必要がありません。
ヤミ金の利息は法外であり、利息制限法と出資法といった、貸付に関する法律に違反しており、平成15年に成立したヤミ金融対策法では、年109.5%を超える利息での貸付契約は無効としています。(金融庁HPより)
そして、トイチやトニのようなヤミ金の金利は明らかに違法であり、また、これらの上限金利のルールは当事者間の合意があっても無視することのできない強行法規です。このような違法の金利は、支払いを要求するだけでも、出資法の罰則に問われる可能性があるのです。
また、最高裁判決は、ヤミ金からの借金は元本も返済不要であることを示しています。(金融庁「最高裁判所平成 20 年 6 月 10 日判決の概要」)この判決では、最高裁はヤミ金行為を反倫理的行為であり、民法708条の不法原因給付に当たると判断しました。 つまり、ヤミ金業者は貸し付けた元本の返還を請求できないということです。
このように、各種の法令や判決によって、闇金への返済は必要ないとされているのです。
お金を返済することを条件に和解するケースも
ただ、ヤミ金の違法な利息の支払い要求に応じる必要はないのですが、現実には、お金を返済することを条件に和解するケースもあります。
では、なぜ返済するのでしょうか? その理由は、主に2つあります。
第一に、ヤミ金業者を意味なく刺激することは危険だからです。 ヤミ金業者は、そもそも法律を守る気のない集団であり、中には反社会的勢力を背景とするものもいます。法律で返済不要と認められていても、お金の回収のために嫌がらせや脅迫を受ける可能性があるのです。
このような被害を最小限に抑えるために、元金等を一部返済するケースもあります。
第二に、悪意のある借り逃げが疑われる場合です。 闇金から借りて一度も返済しない行為は、「飛び」「借りパク」と呼ばれており、倫理的には認めがたい行為です。また、たとえ相手が闇金であったとしても、返済する意思なくお金を借りることは、法律的にも問題がないとは言えません。刑事上の詐欺罪に該当する恐れがあるのみならず、民法の信義則(民法のクリーンハンズの原則:不誠実な行為によって得た権利や利益は主張できないとされています)にも反しているのです。
そして、「飛び」「借りパク」は不誠実な行為そのものであり、裁判所が飛び行為にまで法の助力を与えるかは不透明です。 (ちなみに、前述の判決では、上告人(闇金からお金を借りた債務者)は返済を行っており、初回飛びに関する判例ではないことには注意が必要です。)
そのため、借りたお金相当額を返済して解決を図るケースもあるのです。
返済が必要なら司法書士に依頼した意味がない?と言うわけではない
簡単にまとめると、ヤミ金からの借金は、法律上、返済不要です。利息制限法や出資法に違反する法外な金利は無効であり、支払いを要求するだけでも罰則の対象となります。最高裁判決でも、ヤミ金行為は不法原因給付に当たり、元本の返還請求はできないとされています。
ただし、現実には返済を条件に和解するケースもあります。ヤミ金業者の報復を避けるためや、悪意の借り逃げと疑われないためです。「飛び」「借りパク」は詐欺罪に問われる可能性があり、信義則にも反することから、返済を前提とすることもあります。
さて、闇金に一定程度のお金を返済する形での解決となったことから、「返済が必要なら司法書士に依頼した意味がない」という悪い口コミがありました。これについては、各人の具体的事情が分からないので、なぜそのような判断がされたかはわかりません。
ただし、
- 返済をすることで闇金と縁を切った方が早期解決に資する
- 初回返済を飛んでいることから、闇金業者へ元金分を返済することで解決を図った
という事情があるのであれば、元金程度のお金で和解する分には、不合理とは言えないでしょう。
批判的なコメントを書いてる人に問題ないですか?
最後に、一部の批判的な口コミを書いている側に問題はないかという視点を提供したいと思います。
そもそも、闇金からの借り入れは社会的にはごく稀なケースと言えるでしょう。金融庁の調査によると、消費者金融やクレジットカードを利用している方は約1,400万人、つまり国民の8.5人に1人程度だそうです。
逆に言えば、正規の業者からお金を借りている日本人は8人に1人しかいない、マイナーな存在とも言えます。さらに、そのうち破産に至るのは年間6~7万件(日本国民の0.05%程度)で、任意整理の利用者はその20~30倍の120~210万人ほどと推定されています。
つまり、1400万人の借り入れ者の大半は、問題なく返済を続けているということです。返済問題を起こすのは、借り入れ者の中のさらに少数派だと言えるでしょう。
加えて、債務整理や返済遅延等の理由でブラックリストに載ったために、正規の業者から借りられなくなり、闇金に手を出すような人は、借り入れ者の中の超がつくほどのマイナーな存在です。闇金に手を付けた人の正確な統計があるわけではありませんが、日本人の0.1%にも満たないのではないかと思います。
そういった方が、闇金への返済を避けるために司法書士に頼っているのが実情なのでしょう。そして、司法書士の助けを得て闇金への支払いを免れられているにもかかわらず、今度は司法書士事務所の費用請求に文句をつけている、というわけです。
もう一度聞きます、批判的なコメントを書いてる人に問題ないですか?
とはいえ、批判的な口コミを真摯に受け止め、サービスの改善に生かしていくことも大切です。ライタス綜合事務所には、今後も丁寧な対応と説明を心がけ、利用者の満足度向上に努めてほしいものです。
司法書士法人ライタス綜合事務所の概要
司法書士法人ライタス綜合事務所の情報
事務所名 | 司法書士法人ライタス綜合事務所 (旧・行政書士 司法書士 伊藤事務所) |
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代表司法書士 | 伊藤 威 所属:神奈川県司法書士会 登録番号:1203号(2005/08/08登録) 簡裁訴訟等代理認定番号:601412号 |
所在地 | 〒220-0003 神奈川県横浜市西区楠町27-9 横浜ウエストビル403 |
営業時間 | 平日10:00~20:00 (電話,LINE,メール相談:24時間受付) |
電話番号 | 代表番号:045-577-0190 フリーダイヤル:0120-961-282 フリーダイヤル:0120-672-188 |
URL | https://lightus-shihou.co.jp/ 債務整理専門サイト ヤミ金被害解決サイト |
司法書士法人ライタス綜合事務所の費用
任意整理
費用(税別) | 基本報酬(着手金込み) 1社 / 44,000円 ※50,000円以下の債権は1社22,000円 減額報酬 減額した額の11% |
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過払金返還請求
費用(税別) | 成功報酬 回収額の22% |
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自己破産
費用(税別) | 着手金 165,000円 報酬金 165,000円 |
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個人再生
費用(税別) | 着手金 220,000円 報酬金 220,000円 住宅ローン条項付き 60,000円加算 |
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消滅時効の援用
費用(税別) | 1社 / 22,000円 |
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違法業者整理(闇金)
費用(税別) | 1社 / 44,000円 |
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債務整理の費用の相場については以下の記事をご参照ください。
まとめ
司法書士法人ライタス綜合事務所は、債務問題の解決において高い専門性を発揮し、親身な対応で相談者に寄り添う姿勢が高く評価されている事務所です。特に、LINEを活用した相談の利便性、闇金問題への強い対応力、幅広い分野への対応、支払い遅延への柔軟な対応などが強みとして挙げられています。
一方で、費用回収の強引さや一部スタッフの対応の悪さ、和解内容への不満など、批判的な口コミも一定数存在します。
ただし、闇金案件に関しては誤解が多くあり、また、闇金の借り入れはごく稀なケースであり、批判的な口コミを書いている人の中には、司法書士の助けを得て闇金への支払いを免れているにも関わらず、事務所の費用請求に文句をつけているケースもあるようです。
総じて、ライタス綜合事務所は、債務問題の解決において高い専門性とともに、相談者に寄り添った姿勢で臨んでくれる良質な事務所だと言えそうです。一方で、サービスの改善に向けて、批判的な声にも真摯に耳を傾ける姿勢が求められるでしょう。