探偵(不倫調査/人探し)

浮気の証拠の集め方は?証拠の集め方5つと有力な証拠を解説

浮気はどんな理由があっても、パートナーを傷つける許されない行為です。

しかし、相手方に慰謝料請求をしても証拠がなく、請求を認めてもらえないケースもあります。

また、証拠がない事を逆手に取り、言い逃れしようとする人も少なくありません。

相手方が悪いにも関わらず、浮気を認めてもらえないのは非常に悔しいことです。

そのような事態に陥らないためにも、浮気の証拠を集める方法にはどのようなものがあるのか、どうやって行うのか知っておくことが重要です。

この記事では、浮気の証拠を集める5つの方法と証拠になるもの7選を紹介いたします。

浮気の証拠を集める理由は?

慰謝料を請求するには浮気の証拠が必要!

パートナーが浮気をした際の慰謝料の請求は、証拠がなくても行えます。

しかし、相手側が浮気を認めず否定するような場合、確証的な証拠がなければそれ以上の追求ができず、結果的に裁判に負けてしまって慰謝料が払ってもらえないケースも少なくありません。

最悪の場合は離婚も認められない可能性もあるため、確実に慰謝料を支払わせて離婚するためには、浮気の証拠が必要となります。

また、浮気として認められる証拠は相手との肉体関係があったことを証明できるものになります。

法律上の不貞の定義は肉体関係を伴う浮気とされているため、慰謝料を請求する際は肉体関係を明らかに行ったと分かる証拠を集めましょう。

明確な答えにはならないものであっても、疑わしいものが幾つも揃えば不貞の可能性が高いと第三者や裁判官に納得してもらいやすくなります。

浮気の証拠を集める5つの方法

浮気の証拠となるものが分かっていても、集め方が分からなければ意味がありません。

そこれ、浮気を見つける方法を大きく5つ紹介します。

鞄・車・財布を調べる

鞄や車、財布の中に浮気の証拠が出てくる場合があります。

身に覚えがない小物、車に落ちている髪の毛やシートに残る香水の匂い、浮気相手の忘れ物といった思わぬ証拠が見つかるかもしれません。

ただし、証拠集めのために物色していることがバレてしまうと証拠隠滅やプライバシーの侵害を訴えられる場合もあるので注意が必要です。

以下で紹介する方法も含めて、証拠品を探す際には違法行為にならないように注意が必要です。

スマホを調べる

スマホを調べるのも、浮気の証拠を見つけられる方法のひとつです。

浮気相手とのやり取りが残っていれば、これは大きな証拠です。

今までかけていなかったロックがかけられていたり、通信料が増加していたり、携帯をもう1つ所持していたりしたら、浮気の可能性も考えられます。

しかし、SNSに勝手にログインするのは不正として扱われる可能性もあるほか、勘違いであれば夫婦仲を悪化させてしまうかもしれません。

浮気をしているかどうか白黒つけたいとはいえ、やりすぎてしまうと逆に証拠が効力を持たなくなってしまいます。

尾行する

尾行は、パートナーが浮気相手とホテルに入る動画や写真など、決定的な証拠を手に入れる方法です。

変装用の服や帽子、カメラ、ボイスレコーダーなど必要なものは事前に準備が必要ですが、成功すればかなり有利に働きます。

尾行は慰謝料請求を目的とした、正当な理由があるのであれば違法として扱いされにくくなります。

しかし、相手にバレると警戒されてしまい、以降は行動パターンを変えられてしまうでしょう。

録音・録画する

浮気現場を録画したり、2人の会話内容を録音することも、浮気を証明する証拠になり得ます。

しかし、盗聴器や隠しカメラを設置する行為はプライバシー侵害になりかねません。

特に浮気相手の家に勝手に侵入して設置する行為は許されざる行為となります。

そのため、尾行して浮気現場を発見した際に録音・録画する程度に抑えておきましょう。

慰謝料を請求するために行っていた行為が、逆に犯罪行為として訴えられては元も子もありません。

探偵社へ依頼する

勤務や子育てで忙しかったり、浮気現場を見て冷静でいられる自信がなかったりする場合は、探偵事務所に依頼するのも方法です。

適切な探偵事務所であれば、法律を遵守したうえで証拠集めをあなたに代わって行ってもらえます。

また、探偵事務所に依頼することにより、自分での尾行がバレてしまい、浮気を疑っていることがバレてしまう心配もありません。

当然依頼するには費用もかかりますが、慣れない証拠集めで失敗するよりプロに依頼した方が確実です。

また、尾行や張り込みなどの調査が認められている探偵の調査報告書は、信頼性の高い証拠になります。

浮気の証拠になるもの7選

浮気の証拠になるものとしては以下の7つがあげられます。

  • 写真・動画
  • LINEやSNSでのやり取り
  • 会話の録音データ
  • ホテルや飲食店の領収書
  • 自認書・ 念書
  • 手紙・ 贈り物
  • 調査報告書

決定づける証拠が多ければ多いほど浮気の当事者も言い逃れはできなくなります。

写真・動画

写真や動画も役立ちますが、2人で歩いていたり、食事したりしているだけの写真だけでは、決定的な浮気の証拠としては効力が小さいです。

そのため、実際に性交渉をしている様子が写っていれば確証です。

また、ホテルに出入りしている写真は肉体関係の疑いを大きくしてくれるため、肉体関係につながる写真や動画をできるだけ手に入れるのが望ましいです。

つまり、ただの知り合いと言い逃れできないような、現場を撮影できるかどうかで信頼度が変わります。

浮気現場を捉えるのは難しいですが、写真や動画は決定的な浮気現場を捉えやすいため、 可能であれば浮気現場をおさめた写真や動画は集めておきましょう。

LINEやSNSでのやり取り

LINEやSNSでのやり取りも証明になることがあります。

特に有効な証拠は、浮気相手の自宅へ宿泊している事実や、2人だけで旅行に出かけているような肉体関係の疑いが強い内容です。

しかし、ただ会って食事をしているだけでは、友人の付き合いとみなされてしまう恐れがあります。

2人は友人関係ではなく、親密な関係であることが伺える内容であればあるほど浮気を立証できるようになります。

そのため、浮気に直結するようなラインのやり取りが見つかった場合は、逃さずに確保するようにしてください。

会話の録音データ

肉体関係や2人で旅行に行ったなどの会話の録音データは、証拠としての効力が高くなります。

特に音声は浮気していることが分かるため、慰謝料請求が認められやすいです。

弱い証拠であっても諦める必要は一切なく、効力が強いものが合わされば信頼度を高めることができます。

また、写真や動画にも共通しますが、データを改ざんしたのではないかと訴えられる場合もあるため、元の音源データは必ず取っておくのが重要です。

ホテルや飲食店の領収書

ホテルや飲食店の領収書なども浮気の証拠として挙げられます。

しかし、領収書の場合は代表者しか名前が書かれていないため、浮気相手と行ったことを証明する事ができない懸念点はあります。

例えば、メッセージでホテルに行くやり取りがあり、当日にホテルに行っていた領収書があると浮気相手とホテルに行っていたことを証明できます。

飲食店の領収書の場合は、2人だけの旅行先で行った店などであれば、浮気の証拠となるでしょう。

ただし、食事だけ、遊びに行っただけの領収書だけでは証拠として使うことは出来ません。

あくまでも、不貞行為を行った現場にいたことが明らかなものが、証拠となります。

念書・自認書

浮気をした当事者が、浮気を認めた念書や自認書は、証拠として有効です。

しかしながら、当事者同士の間で書いたものであれば、相手方から「脅迫行為によって書かされた」と主張される可能性があります。

そのため、念書や自認書を書かせるのであれば、できるだけ第三者がいる状況で作成するようにしましょう。

適切な状況と場所で作成されたものは、証拠としての効力を大きく発揮します。

浮気をされて怒ってしまう気持ちは分かりますが、冷静に適切な状況下で念書や自認書を受け取りましょう。

手紙・贈り物

浮気相手同士の手紙のやり取りや、贈り物も証拠となる可能性があります。

手紙はメッセージと同様に、不貞行為の事実を証明する内容であること必要です。

お礼の手貝や近況報告だけの内容は浮気の証拠になりません。

贈り物に関しては、ただの友人同士であれば考えられない高額な贈り物や、肉体関係があることを立証する様なものであれば証拠となります。

具体的な例としては、相当親しい間柄でなければ送らない下着や、配偶者の趣味には合わないアクセサリーなどです。

また、浮気相手の誕生日やクリスマスといった特別な日に送られた贈り物は、浮気の疑いをさらに強めます。

この証拠だけで浮気を証明することは出来ないものの、明らかに不審なものは裁判官の心証に影響を与える可能性が高いです。

調査報告書

興信所や探偵事務所の調査報告書は、説得力のある証拠です。

興信所や探偵事務所によって作成される調査報告書は、調査対象者の行動を正確にまとめ、事実関係について明確に書かれています。

更に、調査で集めた音声や写真・動画なども証拠として扱うことができるため、慰謝料請求についても有利に進められるでしょう。

信頼のおける興信所や探偵事務所を探す必要はありますが、個人では証拠集めが難しい場合に役立ちます。

依頼料は事務所により異なるため、事前に確認のうえで利用を検討しましょう。

また、探偵事務所や興信所は、浮気調査に必要な行動を許されているプロであるため、裁判で証拠がないがしろにされることはありません。

浮気の証拠になる可能性がある身近なもの5選

浮気の証拠になる可能性がある身近なもの5つを紹介します。

  • クレジットカードの利用明細書
  • カーナビの履歴
  • 第三者からの証言
  • GPSによる移動記録
  • 子どもの血液型やDNA鑑定

証拠集めをする際、比較的簡単に入手する事ができるため、手始めに身近なものから浮気が立証できないかどうか調べてみるのも効果的です。

クレジットカードの利用明細書

クレジットカードの利用明細書は、当事者が利用したサービスや現場を特定することが可能となります。

そのため、ホテルや旅館などで浮気していた際の証拠として活用できます。

また、浮気相手の自宅近くのコンビニやレジャー施設を利用していたことも証明できる場合があるため、行動範囲が不自然であれば浮気の疑いを強くすることができるでしょう。

支払いをクレジットカードで決済することが多い相手であれば、この利用明細は簡単に入手できるので、証拠集めにはよく利用されます。

カーナビの履歴

カーナビの履歴も、クレジットカードと同様に行動範囲を確認する事ができたり、ホテルに行ったことの証拠となります。

仕事では行かない場所や、ホテル街に行ったときのカーナビの履歴は大きな証拠となるでしょう。

しかし、この履歴はいつでも消去できるため、すでに消されてしまっている可能性もあります。

それでも、浮気を連想させるような場所に移動しているデータは、他の証拠と合わせて信憑性を高めることもできるため、確認しておいて損はありません。

特に配偶者と同じ車に乗る機会がある方にとっては、容易に調べられる方法です。

第三者からの証言

第三者からの証言も、浮気の証拠となる可能性はあります。

特に証人尋問による証言は、真実を話すことを宣言する宣誓した証人の発言となるため、信用性があると判断されやすくなります。

しかし、その証言が嘘だった場合は、刑事罰に処される可能性があることを理解しておかなければなりません。

更に、家族や親友と呼べる人の証言は、訴えた側に有利に話しているとの疑いを持たれてしまう場合があります。

そのため証言者は、自分自身や不倫の当事者・不倫相手と利害関係が少ない第三者であることが望ましいです。

GPSによる移動記録

スマートフォンでGPSを起動している場合、その移動記録が浮気の証拠となるケースがあります。

GPSの地図は常に最新の状態となっているため、より正確な位置情報を掴むことが可能です。

ラブホテルや浮気相手の自宅、旅行先などの移動記録があれば、浮気の証拠として認められる可能性が高いです。

ラブホテルに浮気相手と入ったが、何もなかったと言い張っても何の説得力もありません。

そのため、浮気現場にいたという証拠は決定的なものになります。

子どもの血液型やDNA鑑定

あまり考えたくないことですが、実は子どもが浮気相手との子どもだったというパターンも残念ながらあります。

そのような時は、子供の血液型やDNA鑑定での証明が可能です。

子供を産むのは女性なので、男性が浮気されていた場合のパターンになりますが、これにより親子関係が明確になります。

子供が他人の子供であることが分かれば、当然慰謝料も請求でき、妻側も浮気を認めざるをえません。