債務整理

債務整理の成功例と失敗例とは?債務整理した人の体験談を紹介

「債務整理をすることで、借金が減る」というのは、他の記事や他サイトでもよく紹介されているため、多くの方が知っている、わかりやすい効果です。

ただ、実際にやってみると、具体的にどのように生活や環境が変わるのでしょうか?

本記事では、債務整理した人達の実際の事例に基づき、

  • 債務整理をしてよかったという成功例
  • 債務整理をして後悔してしまったという失敗例
  • 失敗例から学べる教訓

についてご紹介します。

目次

「債務整理してよかった」債務整理した人の成功例

成功事例①|「このままでは借金を滞納してしまう!」というときに任意整理を選んだら

Aさん

私は、クレジットカード会社a社から80万円(年利15%)の借金を抱えていました。

毎月、20,000円ほどリボ払いで返済していましたが、

ある日、私はa社の利用限度額が上限に達していることに気づきました。

「このままでは借金を滞納してしまう!」と危機感を覚えた私は、

ネットで見た借金の無料相談の広告を見て、

司法書士に借金の相談をすることを決意しました。

司法書士からは任意整理が提案されました。

任意整理とは、弁護士や司法書士が貸金業者と交渉をし、毎月の返済額や利息などの返済条件を緩和して、返済をしやすい状況を整える手続きです。

「元金は返す代わりに、返済条件を緩和する」という内容で合意をすることが一般的です。

では、任意整理の前後の比較を見てみましょう。

・任意整理前
元金800,000円
年利15%
返済額20,000円
利息総額約310,000円
返済期間56回(約5年程度)
支払総額(利息+元金)1,110,000円
・任意整理後
元金800,000円
年利0%
返済額20,000円
利息総額0円 (滞納期間がある場合は遅延損害金生じる場合あり)
返済期間48回(約4年)
支払総額(利息+元金)800,000円

任意整理前は、毎月借金を返しても多額の利息が取られていました。順調に返済をしても、その総額は30万円にも達する可能性があります。また、返済期間も5年とかなり長くなります。

もちろん、この数字は、二度とクレジットカードを使わないという前提です。

もし再度カードを使えば、その分、返済期間もさらに長くなり、利息等も増えます。

一方で、任意整理をすれば、利息が全額、または大部分が免除されます。

このケースでは、利息が0%になりました。

支払利息が0円となり、以前と同額の20,000円を返済していても、すべてが元金の返済に充てられます。

その結果、返済期間も4年と、自力で返済するよりも1年ほど短くなりました。

このように、Aさんは、債務整理の前後で同額を支払い続けているにも関わらず、効率的に借金を返済することができるようになったのです。

成功事例②|「いつまで借金を返せばいいのか」という不安から解放された

同様の事例が他にもあります。

Bさん

私は20代の頃から、およそ数十年にわたり、

消費者金融b社と消費者金融c社から合計100万円の借入してました。

返済状況はかなり波があって、安定はしていませんでした。

「借りては返し、また借りる」という自転車操業の状態でした。

最初は「頑張って働けば返せる」と考えていました。

しかし、いよいよ45歳になっても、

借金は全く減らず、毎日が不安でいっぱいでした。

「いつまで借金を返し続けるのか」と不安に苛まれていた私は、

「50歳までに借金を完済したい」と決意し、司法書士に相談しました。

司法書士が提案してくれたのは、任意整理でした。

・任意整理前
元金1,000,000円
年利15%
返済額25,000円
利息総額約390,000円
返済期間56回(約5年程度)
支払総額(利息+元金)1,390,000円
・任意整理後
元金1,000,000円
年利0%
返済額17,000円
利息総額0円
返済期間59回(約5年)
支払総額(利息+元金)1,000,000円

Bさんも、Aさんと同様に、返済期間も長く、利息も高額でした。

さらに、Bさんの場合は「借りて、返して」を繰り返す自転車操業をしていました。

そのため、十数年に渡って、消費者金融に利息だけを支払っている状態でした。

しかし、任意整理をすることで、このような自転車操業状態を脱出できます。

返済期間は以前と変わりませんが、毎月の返済額は17,000円となりました。

このように、Bさんは債務整理の前後で返済条件が改善され、何よりも確実に5年で返済が完了することができるようになりました。

これによって、「借金がいつ終わるか」という不安から解放されることとなったのです。

成功事例③|「マイホームを残したまま借金が減額出来た」個人再生で借金を減らす

次に、Cさんの事例をご紹介します。

Cさん

私は、住宅ローンでマイホームを購入しました。

しかし、住宅ローンを組んだことで、妻からは

「節約をしなければいけない」と言われてしまいました。

そのため、毎月貰っていたお小遣いが減らされてしまったのです。

昼食代や会社での付き合いなどを考えると、お金は足りませんでした。

そこで、足りないお金を補うためにクレジットカードを使いました。

また、返済に困ると消費者金融からお金を借りることになりました。

結果的に、借金の総額は300万円をこえてしまいました。

「このままでは自己破産になってしまう」と悩みましたが、

家族との生活のためにもマイホームを手放すことはできません。

そこで、弁護士に相談すると、個人再生という手続きを紹介されました。

個人再生は、裁判所を通じて借金を減額して支払う計画を立てて返済を行うことで、残りの借金を免除してもらえる手続きです。

要は、一部の借金を支払えば、残りは免除されるというものです。

個人再生のメリットは、ローンの残っている住宅や、ローンを完済した車など、価値のある資産を手元に残すことができる点です。

Cさんは個人再生を行い、以下のように借金を減額することができました。

・個人再生前
元金3,000,000円
毎月返済額50,000円
利率12%(4社の平均利率)
利息総額約1,600,000円
返済期間約93回(約8年)
返済総額約4,600,000円
・個人再生後
元金1,000,000円
毎月返済額28,000円
利率0%
利息総額0円
返済期間36回(3年)
返済総額1,000,000円

自力返済を続けた場合、50,000円を8年程度支払わないと完済できない計算となります。

一方で、個人再生をすることで、毎月の返済額を20,000円ほど減らしたうえで、返済期間を3年に短縮できました。

なにより、家族と暮らすマイホームを手放すことなく、借金を減額出来たという点で、Cさんにとっては最高の結果が得られました。

成功事例④|「人生を再スタートさせられた」自己破産で借金をなくす

最後に、Dさんのケースをご紹介します。

Dさん

私は50歳を超え、借金の総額が600万円を超えていました。

仕事はスーパーの店員で、稼げるのは生活費だけ。

借金の完済など到底不可能な状況でした。

私は借金に悩み、一時は自殺さえ考えました。

ですが、最後に弁護士に相談することにしました。

私の困窮を見た弁護士は、即座に自己破産を勧めてくれました。

自己破産とは、手元の資産を売却して清算することで、残りの借金の支払いを免除してもらう手続きです。

確かに資産を清算する必要があり、手続きは複雑です。

ただし、借金の支払いが免除されるため、借金減額の最終手段と言えます。

・自己破産をした結果

自己破産をすると、以下のようになります。

借金(自己破産前)6,000,000円
借金(自己破産後)0円
Dさんの資産特になし
弁護士の依頼費用や裁判所に納める費用全部で約50万円
トータルにかかった費用約50万円

多くの方は、自己破産手続では、弁護士や司法書士に書類の作成などを依頼します。

このため、手続きには費用がかかりますが、これは各弁護士や司法書士事務所によって異なります。

また、手続きの際には裁判所に納める費用や手数料も発生します。

そのため、自己破産にかかるお金は、総額で約50万円前後となることが多いです。

※資産が多い場合や大規模な事件処理が必要な場合は、金額が高くなることがあります。

Dさんの場合、資産がほとんどありませんでした。

そのため、清算手続きが比較的簡単であり、手続きも短期間で終了することになりました。

その結果、申し立てから約6か月後には、借金の支払いが免除され、Dさんは50歳にして借金から解放され、新たな人生をスタートすることができました。

「債務整理をして後悔」債務整理した人の失敗例

ここまで、債務整理に成功した人たちの事例をご紹介してきました。

では、反対に、債務整理に失敗したケースにはどのようなものがあるでしょうか。

ここからは、債務整理をした人たちの失敗例についてご紹介していきます。

なお、借金の返済が出来ない場合の対処法や債務整理に失敗しやすい人の特徴については、以下の記事をご参照ください。

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失敗事例①|クレジットカードが使えない!?

Eさん

私は、クレジットカードを4枚所有していました。

そして、お金のない給料日前になると必ずカードを使って生活を支えていました。

しかし、毎月のように請求額が高額だったため、

支払いが困難になることを懸念し、司法書士に債務整理の相談をしました。

司法書士は、

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利用停止になるのは、任意整理の対象となるカードだけです。

任意整理をしていないカードは、更新の際に停止するかもしれませんが、しばらくは利用できますよ

ということを仰いました。

私は「債務整理をしてもカードは使えるんだ!」と安心して、

4枚中2枚のカードを残して任意整理をしました。

ある日、私の家には、請求書が届きました。

それは、任意整理をしていないクレジットカードの請求書でした。

任意整理をしていないクレジットカードが利用停止になったため、引き落としができなかったのです。

債務整理中もクレジットカードを利用できると思っていた私は

「今後、どうやって生活しようか」と途方に暮れてしまいました。

任意整理なら解約にならないはずが……

任意整理をした場合、対象となるクレジットカードは利用できなくなります。

ですが、任意整理をしていないクレジットカードは、すぐには利用停止になりません。

ただし、ここには注意点があります。

債務整理をすると信用情報に影響が出ます。

信用情報は消費者金融やクレジットカード会社が審査に利用する個人情報で、債務整理をするとその記録が残り、いわゆるブラックリストになるのです。

この審査は新規発行時だけでなく、更新や定期確認の際にも行われます。

そのため、任意整理をしていないカードも利用停止となることはありえるのです。

 利用停止や強制解約
任意整理の対象〇(利用できなくなる)
任意整理の対象外△(継続利用可能だが、更新等が出来なくなる可能性あり)

失敗事例②|思ったように効果を得られなかった

しかし、Eさんの不幸はここで終わりませんでした。

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実は私は、お金がない時には、現金化を行っていました。

例えば、高額な商品をクレジットカードで購入し、すぐに買い取ってもらったり、乗ってもいない新幹線の乗車券を購入してチケットショップに売ったりして、お金に換えていたのです。

これは、当然、クレジットカードの利用規約に違反する行為です。

そのため、クレジットカード会社も任意整理に納得してくれませんでした。

最終的には合意はできたものの、毎月の返済額は全然変わりませんでした。

司法書士は

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利用状況がよくなかったので、これが相手が出せる限界の条件だった。

利息はカットされてるから、3年ほど頑張って返済すれば完済できる

と仰ってました。

もちろん、現金化をした私が悪いので、仕方がないと思っていますが、

負担が減らなかったのは残念です。

任意整理は「貸金業者と合意のうえで」返済条件を緩めてもらう手続きです。

返済条件をどこまで緩和してもらえるかは、それまでの「利用状況」や「返済履歴」によって変わります。

  • 今まで滞納をしたことがないか
  • 利用規約に違反するような借り入れや利用はないか
  • 取引期間が十分に長いか

といった要素が、任意整理の成功や失敗につながるのです。

特に、利用規約に違反するような借り入れは、任意整理を失敗させる原因になります。

お金に困っているからと言って、絶対にするべきではありません。

失敗事例③|弁護士・司法書士の費用が高い

次に、弁護士・司法書士の費用が高いという事例です。

Fさん

私は、借金の返済に困って、司法書士に依頼をしました。

毎月3万円を支払うという約束になっていたので、私は借金が減っていると思い、黙々と支払いを続けていました。

しかし、半年ほど経って、今まで支払っていた3万円はすべて、司法書士の報酬で、1円も借金に当たっていなかったということ聞かされました。

「毎月3万円も払って、1円も借金が減っていないなんて何をしているのだろう」と感じることとなりました。

通常、弁護士・司法書士に依頼をすると、着手金や成功報酬などの費用等が掛かります。

ただ、費用が高すぎる結果、借金減額の効果を感じずらい可能性はあり得ます。

失敗事例④|「最初から相談しておけばよかった」身近な人に助けてもらえた

Gさん

私は、350万円を超える借金を抱えており、債務整理を検討していました。

しかし、同居している両親には借金を隠したいと考えていました。

弁護士と相談した結果、私は任意整理を選びました。

ただ、借金が高額なため、毎月7万円は返済原資を準備しなくてはいけませんでした。

しかし、再度計算したところ、実際に自分の収入だけでは、月に2,3万円しか準備できないことが分かりました。

そんなあるとき、債務整理の進捗が芳しくないせいか、自宅に裁判所からの訴状が届きました。

貸金業者が私を訴えたのです。

そのせいで、借金の存在が両親にバレてしまいました。

私は全てを告白しました。

両親は、私を怒りました。しかし、

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いったんは肩代わりするから、一生かけてでも返せ

といって、老後の資金として貯めていたお金を出してくれました。

そのおかげで、私は借金を完済できたのでした。

もちろん、家族に内緒で借金を完済するつもりだったので、弁護士には文句はありません。

ただ、助けてもらえるなら、最初から身近な人に相談しておいてもよかったのかな?と今では思います。

家族に協力を得るのはメリットとデメリット両面があることには注意

借金を抱えていることを他人に話すのは、一般的に躊躇されることです。

そのため、借金の存在を隠したいと思う人はかなり多いです。

債務整理は、方法によっては家族や友人、職場に秘密に進めることが可能であり、これは確かに利点の一つです。

ただ、借金を隠すことで、Eさんのように家族からの協力を得られなかったのは、あまり良くない点でしょう。

本事例では、早めに身近な人に相談しておけば、債務整理をする必要がなかったかもしれません。

また、、自己破産や個人再生など、より有効な手続を選べたかもしれません。

一方で、家族や知人に借金の話をすることに、デメリットもあります。

例えば、身近な人との付き合いは一生続くことも多いです。

借金問題が、このような関係を悪化させてしまう可能性は否定できません。

また、一生、借金のことを言われ続けるリスクもあるということです。

失敗事例⑤|「お金がないからまた借りてしまった」

最後に、どうしようもないケースをご紹介したいと思います。

Hさん

私は「お金がないから、消費者金融から借りよう」というのがクセになってるほどに、お金の管理が苦手でした。

当たり前ですが、このような状況だと借金は急速に増えてゆき、総額が500万円を超える金額に達していました。

「これはもう自己破産しかない!」と思った私は、弁護士に相談しました。

しかし、お金の管理能力は相変わらずで、収入があればすぐに使ってしまいました。

ある日、私はパチンコで大負けし、手持ちのお金は23円と景品の缶ビール2本だけになりました。ただ、「ビールだけじゃ味気ないなぁ」と思った私は、会社の同僚から3万円を借りて、デリバリーピザと寿司に頼んでビールを飲みました。

こんなことをしていたら、「Hには、絶対金を貸してはいけない」とみんなで噂されます。結果として、私は誰からもお金を借りられなくなりました。

そんな時、ネットで見かけた「ブラック、債務整理中でも貸します」という広告に手を出し、年利120%という法外な利息を請求する闇金業者からも借り入れをしていました。

この時の私は、「自己破産をすれば、借金は返さなくていいんだ。だったら今のうちに借りておこう」と思いこんでいたのです。

しかし、裁判所は甘くありませんでした。

「あなたは、自己破産をする気で他人から借り入れをしている。自己破産を認めては正義に反する」と認定して、自己破産を不許可としました。

結果、免責を得られなかった私は家族や知人からも見放され、借金を抱え続けるとなったのでした。

債務整理を成功に導く、失敗しないための教訓とは?

ここまでは、債務整理した人の失敗談をご紹介しました。

ほとんどの人は、「こうはなりたくない」と感じたと思います。

人の失敗には教訓が詰まっています。

彼らの失敗から、どんなことが学べるのでしょうか?

借金のリスクを認識する

まず、借金に対する主観的な視点に関する問題として、「借金のリスクを認識しているか」という点です。

借金には様々な種類があります。

例えば住宅ローンやカーローンのような金利が比較的低いものや、奨学金や事業資金のように将来の収入や資産を生む可能性のある借金もあります。

そのため、すべての借金がリスクしかないとは言えません。

とはいえ、「どの種類の借金であっても、借り手が利息の支払いや返済という負担を負う」は十分に考慮すべきです。

特に、消費者金融やクレジットカード会社からの借り入れは金利が高く、返済が難しいという点で問題が大きいと言えます。

したがって、「借金には、返済というリスクが付きまとう」という事実を認識することが重要です。

家計の管理能力を身に着ける

次に、家計管理の能力を身に着けることです。

これは、失敗事例のみならず、債務整理に成功した事例②や③にも共通することです。

毎月、収入が20万円の人が25万円を使っていたら、いつかは破綻します。

ですが、支出が収入を上回る生活は、クレジットカードや消費者金融の借り入れに頼ることで成り立ってしまいます。

これが、自転車操業や多重債務の恐ろしい側面です。

自転車操業では、なんとなく「現状維持ができているし、返済もできている」という錯覚を覚えやすく、その結果として貸金業者に支払う利息だけが増え、借金は減らないまま多重債務に陥っていくのです。

とはいえ、家計簿をつけたりアプリを利用したりして、家計管理をするのは手間だと感じるかもしれません。

そこで、簡単な方法として提案できるのが「現金生活」です。

給与が入ったら1か月生活するのに必要だと思う金額を引き出しておいて、それで生活してみるのです。

現金で支払うという人手間があることで、そこに支払いに対する心理的なハードルが生まれ、無駄遣いにストップがかかりやすくなるのです。

弁護士・司法書士とよく相談する

最後になりますが、失敗例の中には、弁護士や司法書士の説明を十分に理解していなかったというものもあります。

たとえば、

「すぐに借金がゼロになると思っていた」

「報酬は後払いだと思っていた」

「クレジットカードが止まるなんて知らなかった」といった話がよく聞かれます。

これらの基本的な情報は、相談時にちゃんと説明していますし、了承を取るために何度も確認することもあります。

一方で、弁護士や司法書士が、報酬や信用情報の悪影響など、相談者にとって耳の痛い話は、あいまいに説明することもあり得ます。

弁護士や司法書士は、依頼を受けて報酬をもらうことで生計を立てていますから、依頼を取りたいという弁護士や司法書士の気持ちもわからなくはありませんが、これは相談者にとってはマイナスです。

このような勘違いや誤解を招く双方の過失によって、債務整理が失敗に繋がってしまうということはあり得ます。

債務整理を成功させるために適切な判断をするには、しっかりと時間をかけて、疑問を解消することが必要です

債務整理を得意とする弁護士や司法書士の事務所では、依頼者との相談を、何回でも、何時間でも無料で対応している事務所も多くあります。

それらを利用することで、債務整理に対する正しい理解を深めることが重要となります。

  • 記事監修者
  • 弁護士 近藤 裕之
  • 翔躍法律事務所 所属
  • 第一東京弁護士会 所属
  • ※法律問題に関するテキスト監修に限る