債務整理をする際には、弁護士や司法書士といった専門家に依頼することが不可欠です。
なぜなら、債務整理の手続きには、債権者との交渉や裁判所の手続と言った複雑で広範な知識が必要とされるためです。これに対応をできる人材に債務整理を依頼するのであれば、弁護士や司法書士といった法律の専門家が最も良い選択肢だと言えるでしょう。
ほかにも、家計の管理や原資の捻出するには家計財務のテクニックを駆使する必要があり、相談員としての側面も必要となるためです。数多くの案件をこなし、経験豊富であることが、重要な要素になります。
とはいえ、どのような専門家に依頼すればよいのか、どうやって探し出せばいいのかについて、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ここでは、
- 債務整理の手続きで依頼すべき専門家の特徴
- 債務整理で専門家を頼るべき理由
- 自分ひとりで債務整理をすることは出来る?
- あなたに合った弁護士・司法書士事務所の選び方
ご紹介します。
債務整理の手続きを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
債務整理に強い専門家の特徴
債務整理を行う際には、ほとんどの人が弁護士や司法書士といった専門家に依頼します。
では、どのような専門家を選べばよいのでしょうか。
ここでは、債務整理に強い専門家の特徴をいくつかご紹介します。
相談前に|まずは自分の希望を明確にすること
債務整理に強い弁護士を選ぶ前に、まず考えるべきことがあります。
それは、自分の優先事項やニーズを明らかにし、何を重視するかを考えることです。
債務整理には様々な手続きがあり、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。
例えば、自己破産は借金を大幅に減らせますが、価値のある資産を売却清算しなければなりません。
そのため、今までと同じ生活を続けたい場合には適切でない場合もあるのです。
また、「事務所に足を運びやすい弁護士がいい」と希望する方もいれば、「土日祝日も対応してくれる弁護士がいい」と考える方もいるでしょう。
つまり、自分が何を希望し、どのような解決を望んでいるかを考え、その希望に沿った解決策を示してくれる弁護士を探すのが最善です。
そのためには、まずは「自分のニーズや目的を明確にする」ことが大切なのです。
特徴①|債務整理の手続きに精通していること
専門家を選ぶ際に何より重要なのは、債務整理の手続きを得意としているかどうかです。
弁護士や司法書士は大勢いますが、資格を持っていても債務整理は分野外ということもあり得ます。
専門家に依頼する最大のメリットは、債務整理の手続きに関する豊富な知識と経験による助力を得られることです。それが乏しい専門家に依頼をしても意味がありません。
そのため、債務整理の手続きを主要業務とし、解決実績の多い事務所に依頼することをおすすめします。
事務所のホームページに記載されている累計の解決実績や受任件数が多い事務所に依頼するのがよいでしょう。
務整理があまり得意でない事務所や、取扱分野に偏りのある事務所はNG
では逆に、債務整理があまり得意でない事務所や、取扱分野に偏りのある事務所に依頼するとどうなるでしょうか。
例えば、債務整理を得意と言っておきながら、取り扱い業務が任意整理や過払い金請求に偏った弁護士に依頼したらどうなるのでしょうか?
結論から言えば、適切な解決が見込めなくなる恐れがあります。
債務整理は個々の状況に合わせて最適な手続きを選ぶ必要があります。
しかし、特定の手続きに偏重した事務所では、他の手続きに関する的確なアドバイスや対応が期待しにくいのです。
例えば、任意整理は債権者と交渉して返済条件を有利に変更・改定する手続きです。月々の返済額や将来発生する利息を減らす効果があります。
しかし、毎月の返済額をいくら下げても支払いが難しい方もいます。そのような方が任意整理をしても、有効な解決につながらない可能性があるのです。
また、過払い金請求は2010年以前から借り入れがある方に発生し得るものであり、それ以降に借り入れを始めた人には通常関係のない話です。
そのため、債務整理を検討する際、任意整理や過払い金請求に偏った事務所に依頼すると、全体的な解決が見込みにくく、借金問題を解決する最良の道筋を見出しづらくなります。
債務整理を考える時は、幅広い経験と知識を持つ事務所を選ぶことが最も重要になるのです。
特徴②|状況に応じて適切な提案をしてくれること
債務整理の手続きを進める上で特に重要なのは、以下の3点です。
- 自分の収支や資産の状況を正確に把握すること
- 手続きにおいて何を重視するかという意向を明確にすること
- それらの情報を基に自分に適した手続きを選ぶこと
このポイントを重視する専門家に依頼できるかが、手続きの成否に大きく影響します。
任意整理、個人再生、自己破産では手続きの内容やメリットが異なります。
借金と収支の状況を詳しく確認してくれるか、手続きの際の注意点を説明してくれるか、意向を踏まえて最適な解決策を提案してくれるかどうかに注目しましょう。
ただし、自分に都合のよいことを言ってくれるかどうかではなく、自分のことを真剣に考えて提案してくれているかどうかが肝心です。
特徴③|コミュニケーションがスムーズにとれること
債務整理の手続きを進める中で、依頼者と弁護士・司法書士は協力し合う必要があります。
手続きの大半は専門家に任せられますが、それらは依頼者からの情報提供や資料の協力があって成り立つものです。
ただ、弁護士や司法書士も人間なので、性格やコミュニケーションのスタイルには個人差があります。そのため、相性がいい、悪いというのも要素の一つに入ります。
特に、債務整理の手続きは、時間がかかるものです。
任意整理でも数ヶ月、自己破産などでは1年以上かかることもあることから、長期にわたって円滑なコミュニケーションをとれそうな相手かどうか、よく考えながら話をするとよいでしょう。
ただ、「債務整理の事務所選びで後悔?失敗例や回避法について解説します」でもご紹介した通り、大手事務所の場合は大量の案件をこなすために、個別のケースに十分な時間を割けず、一人一人の依頼者に手厚いサービスを提供できない恐れがあります。
また、大手事務所の場合は部署を複数用意して、受任時には面談専門の部署が担当し、依頼を受けた後は管理部門に案件が移すという対応をしていることもあるようです。
そのため、面談時に感じがいいと思った人に担当をしてもらえるとは限らないという点には注意が必要です。
この点、中小規模の事務所であれば、部署分けなどされていない可能性も高く、最初から最後まで同じ専門家やスタッフに対応をしてもらえるケースがあることから、事務所の規模なども重要な要素になることは知っておいて損はないでしょう。
債務整理に強い事務所とは【債務整理を専門的な業務としている事務所】ということです。
特徴④|債務整理を専門的に取り扱い、豊富な実績がある
弁護士と司法書士は、ともに国家資格を持つ法律のプロフェッショナルです。
それぞれ、弁護士法第3条や司法書士法第3条といった法律で認められたで範囲内で、高い専門性を発揮しています。
ただし、「債務整理も取り扱えるだけの事務所」と「債務整理を専門としている事務所」とでは、その経験や知識に大きな違いがあります。
年にわたって債務整理事件を取り扱ってきた事務所には、豊富な実績と知識、ノウハウ、そして高いスキルが備わっています。
消費者金融などの貸金業者の状況は、ここ数年で大きく変化しています。
合併や債権譲渡、倒産などが相次ぎ、裁判所の運用も変わってきました。
依頼者の方にも、その都度適切な対処方法が求められます。
経験と実績豊かな事務所なら、以下のような判断を的確に下すことができるでしょう。
つまり、専門性の高い事務所を選ぶことが、円滑かつ的確に事件を処理してくれる可能性が高く、スムーズな解決への近道となります。
多くの依頼者は、人生最初で最後の債務整理になることがほとんどです。
ですので、債務整理に特化し、多数の案件をこなし、経験と知識を十分にため込んだ事務所に依頼した方が、安心感を抱けるに違いありません。
特徴⑤|債務整理専用のホームページやサイトを保有している
事務所が債務整理の手続きを多く扱い、専門的に取り組んでいるかどうかを確認する方法として、「債務整理専用のWebサイトの有無」をチェックすることをおすすめします。
Webサイトをチェックすることで、事務所の債務整理に対する姿勢や実績を知ることができます。
また、以下のような点に着目して、事務所選びの参考にしてみてください。
- 債務整理の手続きに特化したコンテンツが充実しているか
- 他のサイトと比べて専門性が高いか
- 債務整理の実績や事例が豊富に掲載されているか
これらの条件を満たす事務所なら、債務整理に対する専門性と積極性が高いと判断できるでしょう。
以上のような特徴のある弁護士や司法書士と言った債務整理の専門家は、債務整理に強いと言えるでしょう。
債務整理を考えるに際しては、そのような特徴を持つ弁護士事務所や司法書士事務所を探すべきでしょう。
債務整理に強い専門家に依頼すべき理由
債務整理をされる際には、多くの方は弁護士や司法書士と言った専門家に依頼をします。
なぜなら、債務整理の手続きには法律の知識が必要とされることや、複雑で手間のかかる手続きを踏まなければならず、これを自分で行うとなると、時間的にも労力的にも困難が伴うためです。
そのため、弁護士や司法書士などの専門家に任せる方がいいのです。
債務整理を専門家に依頼するメリットは他にもあります。
①借金を効果的に減額できる
債務整理には様々な方法や手段があります。どの手続きを選ぶかによって、借金の減額幅や返済額、清算する財産、将来設計などに大きな影響を与えるのです。
債務整理に強い弁護士や司法書士に依頼することで、あなたの目的やニーズに合った解決方法を提案してもらえます。また、豊富な経験と専門知識を持つ専門家が、債権者との交渉や法的手続きを適切に進めてくれることにより、あなたが望む形での借金問題の解決につながる可能性が高まるのです。
②返済を一時的にストップできる
借金の返済が困難な状況では、督促への対応に悩まされ、金銭的にも精神的にも負担が大きくなります。
しかし、専門家に債務整理を依頼すれば、債務整理が完了するまでの間、借金の返済を一時的に止められます。
これにより債務者は落ち着いて解決策を探る時間を確保できるのです。
③業者からの連絡が来なくなる
返済を一時的にストップするのみならず、業者からの連絡も代理人である専門家が代わりに対応をしてくれるようになります。
借金の返済が滞り、貸金業者からの厳しい督促に悩まされている場合、専門家に依頼すると、弁護士や司法書士が債務整理の手続きを始めると、その旨を債権者に通知します。
この通知を受け取った貸金業者は、債務者への直接的な督促が法的に制限されるため、支払い督促が一時的にストップするのです。(e-GOV法令検索 貸金業法第21条第1項 参照)
これにより、業者からの連絡に悩まされることなく、状況の立て直しに力を入れることが出来るようになるのです。
④幅広い法的視点からアドバイスがもらえる
債務者の中には、借金問題のみならず、その他の問題を抱えている方もおられます。
弁護士や司法書士は法律の専門家であり、借金問題だけでなく、家族問題や労働問題など、日常生活の様々な法的トラブルについても的確なアドバイスをもらえます。
また、数多くの債務整理事件を取り扱っている専門家であれば、
債務者の立場に立って問題を総合的に分析し、最も適した解決策を提言、総合的な法的アドバイスも受けられるため、安心して債務整理に取り組むことができるようになるのです。
債務整理は自分で出来る?デメリットはあるの?
ここまでは、債務整理は専門家に依頼をすることが良い理由について述べてきました。
しかし、債務整理の手続きを弁護士や司法書士に依頼すると費用がかかります。
借金の整理を2〜3社に依頼する場合、20〜30万円ほどの費用が発生することもあるでしょう。
そのため、「自分で債務整理を行えば、弁護士費用を払わなくて済むのでは?」と考える方もいるかもしれません。
確かに、自己破産や個人再生、特定調停などの手続きは、自分で行うことも可能です。
しかし、自分だけの力で債務整理を行うのは容易ではなく、様々なデメリットが存在します。
①督促を止める効果はない
専門家から受任通知を出せば、債務者への連絡や督促が法律上禁止されるため、督促・取り立てが止まります。
しかし、自分で手続きを進めた場合、この効果は得られません。
債権者から督促を受けながら、支払金額や期間、金利の交渉をしなければならない状況に陥ることもあります。
②債権者や裁判所への対応を全て自力で行う必要がある
さらに、債権者が交渉に応じない場合は、裁判に発展してしまう可能性もあるのです。弁護士や司法書士に依頼しない場合、債権者との交渉や裁判所への対応を全て自分で行わなければなりません。
つまり、借金の総額の確認、過払金の計算、裁判での答弁など、全てを自力でこなすことになります。平日の朝や昼間に裁判所へ出廷し、答弁を行う必要があることもあります。
また、敗訴のリスクも考えなければなりません。一切条件が良くなることなく、債務名義を取得されてしまえば、次に待っているのは給与や口座の差し押さえです。
このように、自分一人で裁判を行うというのは、時間的にも労力的にも、かなり難しいと言わざるを得ません。
③手続きに必要な書類や資料を全て自分で準備・作成しなければならない
自己破産や個人再生、特定調停など手続きが複雑な債務整理の場合、裁判所に多種多様な書類や資料を提出する必要があります。
自分で作成した書類にミスや不備があると、裁判所から補正を命じられ、補正できないと申立てそのものが却下されてしまう可能性もあります。
さらに、過払金の計算や遅延損害金の金額など、専門的な計算や書類の作成には、膨大な時間と労力を要します。
仕事や家事に忙しい一般の方にとって、自力での債務整理は容易ではありません。
④代理人が交渉した場合と同等の結果を得られない可能性がある
特定調停のように、自分で申立てができる債務整理の手続きもあります。特定調停というのは,債務の返済ができなくなるおそれのある債務者の再生を図るため,債務者が負っている金銭債務に係る利害関係の調整を行うことを目的とする話し合いのことを言います。(東京簡易裁判所「特定調停申立てQ&A」 e-GOV法令検索「特定債務等の調整の促進のための特定調停に関する法律」)
しかし、債権者は特定調停に応じる義務がないため、その成功率は決して高くありません。
たとえ話がまとまっても、将来利息が付いていて返済が楽にならなかったり、過払金の放棄を求められたりすることもあります。
また、調停期日のたびに裁判所に出向く必要があり、通常,申立てからおおよそ2か月程度の期間がかかり,申立人は2回位裁判所に出向くことになります。多い場合は、3〜4回の出廷が求められることもあります。
さらに、特定調停が成立し,これを調書に記載したときは,その記載は確定判決と同一の効力があります。この確定判決がある場合、返済が調書に記載通りに出来なかった場合、調書に基づき強制執行を行うことが可能になります。つまり、返済計画を守れなかった場合には、強制執行のリスクが高まることにもなりかねません。
このように、苦労して自力で話をまとめても、十分な成果が得られないどころか、法的措置を取られるリスクを高めることもあるのです。
あなたに合った弁護士・司法書士事務所の選び方
債務整理は長期間の手続きになるため、事務所選びで後悔はしたくないはずです。
債務整理が得意ないい事務所を引き当てることが出来れば、希望通りに借金問題を解決できるかもしれませんが、債務整理が下手な悪い事務所を引いてしまうと費用や結果の面で不満が残る結果となるかもしれません。このような事務所選びでの後悔や失敗を避けるためには、見るべきポイントがいくつかあります。
そこで、弁護士・司法書士事務所を選ぶ際に重視すべきポイントを挙げていきます。
①自分に合った手続きをすすめてくれるか
債務整理は自分の要望やニーズに合った手続きを取るべきです。
つまり、自分におすすめな債務整理の手続きを検討してくれる事務所を探すことが重要です。
例えば、住宅を手放したくないため破産はしたくないという要望がある場合、可能な限りそのニーズを満たしつつ、借金を減額する手続きを進めてくれる事務所を選びましょう。
②債務整理が専門・得意分野であるか
「債務整理を専門にしている事務所」と「依頼があれば受けている事務所」では、債務整理を専門にしている事務所がおすすめです。
多くの案件を経験している事務所ほど、様々なケースに対応でき、トラブルにもスピーディーに対処してくれます。
また、和解交渉や手続きもスムーズに進められるでしょう。
事務所のホームページに記載されている累計の解決実績や受任件数が多い事務所に依頼するのがよいでしょう。
③費用が明瞭で支払い方法にも柔軟に対応してくれるか
債務整理の費用を明確にしてもらうことで、費用を抑え、多くのお金を手元に残すことができます。
その結果、生活再建が容易になるでしょう。
そのため、費用の総額や必要な金額を明確に提示してくれる事務所を選ぶことをおすすめします。
また、分割払いに対応しているかどうかや、分割回数の制限についても確認しましょう。
④無料相談が可能か
借金問題は人生の重大な岐路となるため、わずか1時間では充分な相談時間とは言えません。
複数回の相談が必要な場合もあります。
そのため、「初回の相談は無料」といった形で対応してくれる事務所を選ぶことが重要です。
法テラスや弁護士会、司法書士会の総合相談センターなども無料で相談できます。
⑤弁護士や司法書士の人柄が良いか
弁護士・司法書士の人柄が信頼できるかというのも重要なポイントです。
不愛想だったり、態度が横柄だったりする先生に依頼すると、「頼んで損した」と思わされてしまう可能性が高いのです。
また、面談可能か、最後まで同じ担当者が対応してくれるかも重要な要素です。
個人的な信頼に基づいて依頼をする場合は、中小規模の事務所を選ぶのも手です。
⑥土日対応可能か
平日は仕事や家事で忙しい方にとって、土日祝日でも相談や対応に応じてくれる事務所は助かります。
そのような事務所は、依頼者の立場に立って柔軟な対応を提案してくれる「サポート力」「サービス精神」があると言えるでしょう。
⑦相性のよい事務所を選ぶ
そのほかにも、以下のような点を確認しましょう。
事務所までの通いやすさ
Web相談への対応
口コミでの評判
これらのポイントを総合的に判断して、自分との相性のよい事務所を選ぶことが大切です。
債務整理を依頼する際は、上記の点に留意して、自分に合った事務所を慎重に選びましょう。
そうすることで、スムーズに手続きを進められ、納得のいく解決が得られるはずです。
専門家の探し方
債務整理の手続きに適した専門家の特徴は上記の通りですが、そのような専門家をどのように見つければよいのでしょうか。
近くの専門家である必要はない
弁護士や司法書士を探す際、自宅や職場から近い法律事務所や司法書士事務所が良いと考える人もいるかもしれません。
しかし、債務整理の手続きでは、必ずしも近くの事務所に依頼しなければならないわけではありません。
手続きの大半は書類の郵送などで行われ、依頼者が事務所に直接出向く機会は多くありません。
弁護士や司法書士との打ち合わせも、電話やメール、最近ではウェブカメラを使ったオンライン面談などで可能です。
もちろん近くでも問題ありませんが、その法律事務所や司法書士事務所が、上で述べたような債務整理の手続きに適しているとは限りません。
近くの事務所にこだわって専門家を探していると、希望に合う事務所になかなか出会えないこともあります。
まずは無料相談から始めよう
債務整理の手続きのために専門家を見つけるには、まず借金問題の無料相談を受け付けている事務所に相談することをおすすめします。
借金問題の相談を受け付けているということは、債務整理の手続きに自信のある事務所であり、無料相談なら気軽に利用できます。
弁護士や司法書士への相談というと、事務所まで行かなければならないと思う人もいるかもしれません。
ですが、必ずしもそうではありません。
最近では、法律事務所や司法書士事務所の相談方法も非常に多様化しており、電話、メール、LINEなどのSNSで相談を受け付けているところもあります。
このような相談方法なら、相談のために仕事を休んで時間を作る必要もないので、気軽に相談できます。
また、相談したからといって必ず依頼しなければならないわけではありません。
債務整理の手続きをするかどうか迷っている人も、まずは相談してみるとよいでしょう。
無料相談が出来る窓口に関しては、以下の記事をご参照ください。
まとめ
債務整理の手続きを行う際は、専門家に依頼することが不可欠です。
依頼先の専門家は、債務整理の手続きに精通し、適切な提案をしてくれ、コミュニケーションがスムーズにとれる人を選びましょう。
専門家を探す時は、近くの事務所にこだわる必要はありません。
まずは、借金問題の無料相談を受け付けている事務所に相談するのがおすすめです。
電話やメール、オンラインでの相談も可能なので、気軽に利用できます。
相談したからといって、必ず依頼しなければならないわけではありません。 債務整理の手続きで悩んでいる人は、まず専門家に相談して、適切なアドバイスを受けることから始めてみてください。
まとめ
債務整理を検討する際、弁護士や司法書士への依頼は重要な選択肢です。
専門家に依頼することで、借金を効果的に減額でき、督促からも解放されます。
また、幅広い法的視点からのアドバイスも受けられるため、安心して債務整理に取り組むことができるでしょう。
一方で、債務整理に不向きな事務所に依頼すると、適切な解決が見込めなくなる恐れがあります。
特定の手続きに偏重した事務所では、他の手続きに関する的確なアドバイスや対応が期待しにくいのです。
そのため、債務整理に強い専門家を選ぶ際は、以下の点に留意することが大切です。
自分のニーズを明確にする
債務整理の手続きに精通している事務所を選ぶ
状況に応じて適切な提案をしてくれる事務所を選ぶ
コミュニケーションがスムーズにとれる事務所を選ぶ
費用が明瞭で、支払い方法にも柔軟に対応してくれる事務所を選ぶ
無料相談が可能な事務所を選ぶ
土日対応が可能な事務所を選ぶ
自分との相性のよい事務所を選ぶ
これらのポイントを総合的に判断し、自分に合った事務所を慎重に選びましょう。
そうすることで、スムーズに手続きを進められ、納得のいく解決が得られるはずです。
債務整理は人生の重大な岐路となる手続きです。
後悔のない選択ができるよう、時間をかけて事務所選びに臨むことが何より大切なのです。