いつも -itsumo-は、高知県高知市にある株式会社K・ライズホールディングスによる、キャッシングサービスです。
いつも -itsumo-では、「いつものキャッシングはスマートフォンひとつで完結」「WEB申込みなら最短30分で融資」を謳っており、場合によっては任意整理中でも貸し出しが可能なことがあるようです。
ただし、利用にはデメリットもあることから、慎重に考えるべきでしょう。
本記事では、いつも -itsumo-および株式会社K・ライズホールディングスの概要や、サービス内容などの詳細な情報、そして、債務整理中の借入のデメリットについて解説します。
いつも -itsumo-の概要
いつも -itsumo-の会社概要
会社名 | 株式会社K・ライズホールディングス |
代表者 | 代表取締役 國澤 和人 |
設立年月日 | 1993年2月8日 |
資本金 | 10,000,000円 |
事業概要 | 消費者金融業 |
本社所在地 | 高知県高知市杉井流5-18 |
登録番号 | 高知県知事(4)第01519号日本貸金業協会会員 第005847号 |
いつも -itsumo-の商品案内
貸付利息 | 4.8%~20.0% |
ご利用限度額 | 1万円~500万円 |
使いみち | 不問(貸金業法に基づく) |
対象の方 | 年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方 |
担保・連帯保証人 | 原則不要 |
いつも -itsumo-フリーローンのメリット
- はじめていつもでご契約されるお客様は、最大60日間 金利0円。
- ※※審査内容によってはご希望にに沿えない場合あり。
- 最短30分で審査完了。
- お申込みから最短45分でお振込み。
- 誰にも知られることなくWEBで借入れ
- カード、郵送物一切なしでお客様のプライバシーを守ります。
いつも -itsumo-は債務整理中に借りられる?
そもそも、なぜ債務整理中は借りられない?
結論から言うと、債務整理中に資金を借り入れすることは非常に困難です。
そもそも、債務整理中とは、現在も借金の返済が完了していない状態を指します。
この状態では、必ず信用情報機関のブラックリストに登録されています。
そのため、銀行や消費者金融からの融資を受けるのはほぼ不可能に近いです。
また、債務整理によりブラックリストに登録された場合は、借金完済後も最大5年間は金融事故情報が残ります。
この間は「借金がないのにブラックリスト入り」という状態が続きます。
債務整理中はまだ借金問題が残っており、貸付リスクが非常に高いと見なされます。
そのため、融資を受けられる確率は極めて低いでしょう。
大手の金融機関からの借入はほぼ不可能
債務整理中には、事故情報が信用情報に記録されていることから、「大手の金融機関からの借入はまず不可能」と考えてよいでしょう。
特に、銀行融資を受けられる可能性は皆無に近いです。
なぜなら銀行融資は、金利が低い代わりに審査基準が厳しいためです。信用情報に問題がなくても、銀行融資の審査を通過しないこともあります。
ましてや、信用情報に問題のある債務整理中に貸し付けをしてもらえる可能性は、限りなくゼロに近いと言えるでしょう。
さらに、大手消費者金融も非常に厳しいというのが実情です。
消費者金融の融資審査は、銀行と比較すると甘いのは事実です。その理由は、高い貸付利息によって貸し倒れのリスクを抑えられているためです。
また銀行とは異なり、即日融資ができるため、今すぐお金が必要な方にとっては大きな助けとなります。
しかし、債務整理中の場合は大手消費者金融の審査通過も非常に厳しいです。
なぜなら、大手消費者金融は「スコアリングシステム」という自動審査を採用しており、信用力が非常に低いと見なされるブラックリスト入りの時点で弾かれてしまうためです。
したがって、大手消費者金融からの融資も期待しない方が良いでしょう。
いつも -itsumo-は債務整理中でも借り入れ可能な場合あり
銀行や大手消費者金融では難しいですが、任意整理中でも中小消費者金融を利用することで借り入れが可能な場合があります。
中小消費者金融は、比較的経営規模の小さい消費者金融を指します。
特に地域密着型のサービスを提供している業者は「街金」として知られています。
中小消費者金融では、債務整理中でも借り入れが可能な場合があります。
その理由は、中小消費者金融が独自の審査方式を採用しているためです。
大手消費者金融はスコアリングシステムを用いており、任意整理中の方が審査に通ることはほぼありません。
一方、中小消費者金融は、電話や面談を通じて個々の事情を詳しくヒアリングすることがあります。
そのため、ブラックリスト入りの理由や返済計画の現実性などを考慮して、柔軟な審査を行うことがあります。
大手消費者金融の審査に落ちてしまった場合でも、中小消費者金融であれば借り入れのチャンスがあるため、申し込んでみる価値があります。
ちなみに「いつも」のフリーローンも中小消費者金融であるため、信用情報に不安がある方でも、ご事情によってはお力添えできる可能性があります。条件次第では最短45分でのお振込みも可能であるため、すぐにお金を借りたいという方もぜひご相談ください。
との記載がありました。
このことから、
いつも -itsumo-では、債務整理中にであるかに関わらず、借り入れ可能かどうかの審査を行ってくれる可能性はあります。
債務整理中の借入のリスクは?
ここまで、いつも -itsumo-の会社概要や、債務整理中の借り入れが可能かについて解説してきました。
もしかすると、
「そうか、債務整理中でもいつも-itsumo-なら借りられるのか」
と思った方もおられるかもしれません。
しかし、債務整理中の借入は、おおきなリスクがあることを忘れてはいけません。
借金が返せなくなる
まず、最も大きなリスクは借金が返せなくなる可能性です。
そもそも、あなたはなぜ債務整理をしているのでしょうか?
それは、借金が返しきれなかったからです。
借金返済の履行能力が低いことを、自他ともに認めざるを得ない状況なのです。
そのため、新たな借入を行っても、返済能力が不足している可能性が高く、結果として借金がさらに増加してしまうリスクがあります。
また、返済すべき借金が増えるため、毎月の返済額が増加し、負担が増えることも考えられます。
中小の消費者金融-は利息が高い可能性がある
また、中小の消費者金融では、金利が大手消費者金融と比べても高く設定されているケースが非常に多いです。
では、他の会社の金利と比べて見てみましょう。
いつも-itsumo- | 貸付利息4.8%~20.0% |
クレジットカード会社M社 | 年 1.5 ~ 14.5%(100万円以下) |
大手消費者金融A社 | 年3.0%~18.0% |
M銀行カードローン | 年2.0%〜14.0% |
ご覧いただきました通り、他の会社と比べて、数パーセント程度は利息が高いです。
これはおそらく、中小規模の消費者金融を頼らないとならないような状況の悪い人の足元を見ているという面と、そのような人たちは一般に返済能力が低い傾向があるという面の両面を見た結果でしょう。
債務整理に悪影響
債務整理中に借入を行うことには、それぞれの手続きに特有のリスクがあります。
任意整理、自己破産、個人再生それぞれの手続きにおける、借入のリスクと悪影響について具体的な例を挙げて説明します。
任意整理の場合の悪影響
任意整理の場合、債務整理中に新たな借入を行うことで、他の借金の返済計画の遅延が生じるリスクがあります。
例えば、任意整理手続き中に追加の消費者金融から借り入れを行い、返済計画に支障をきたすことは、債権者との合意に反することです。
これにより、合意違反になることで、合意が無効となり、以後、返済に利息や遅延金が発生するようになります。
さらに、任意整理に借金をすることは、「借金を借金で返している」ということと同じです。
どころか、利息なし(または利息が削減された)借金を、利息のある借金に置き換えているだけですから、トータルで見ても何のプラスもありません。
自己破産の場合の悪影響
自己破産の場合、手続き中に借入を行うことは、「免責不許可事由」に当たる場合があります。
他にも、自己破産をすることを秘して借り入れを行う行為は、刑法上の「詐欺罪」にあたる恐れもあります。
また、これは恐ろしい話ですが、中小規模の消費者金融では
「破産はしてもいいから、うちの会社は債権者リストに載せないで」
ということを言ってしまうかなり問題な会社もあるようです。
もちろんこれも、免責不許可事由であり、このような業者に引っかかることは、決しておすすめできません。
個人再生の場合の悪影響
個人再生の場合も同様です。
手続き失敗のリスクや、債権者隠しのリスク、そして、返済が滞ったりするリスクを高めるばかりです。
これらの具体例からもわかるように、債務整理中に借入を行うことは、手続きの遅延や失敗、信用情報への悪影響、再び借金問題に直面するリスクを高める可能性があることから、債務整理中の借入は絶対にしてはいけません。
いつも -itsumo-が任意整理に応じてくれるかわからない
さらには、いつも -itsumo-が任意整理に応じてくれるかわからないという問題もあります。
中小の消費者金融は、独自審査を謳い、簡単に融資をしてくれるケースは多いです。
ただ、これはあくまで借りるときの話であり、返すときには非常に厳しい対応になることも珍しくありません。
例えば、中小規模の貸金業者の場合、任意整理に応じてくれないケースが多いです。
これは大手企業とは異なる特徴です。
任意整理とは、債務整理の一種で、利息や元金をカットして、返済計画を立てるように交渉を行う手続きになります。
大手の消費者金融では、利息のカットや返済条件の変更など、任意整理に柔軟に応じる方針を採ることも多いのですが、中小規模の消費者金融の場合には、任意整理に対して消極的な姿勢を取る会社も存在します。
特に利息のカットを行わず、早期に裁判を起こすという手段に出ることもあります。
また、いわゆるブラックと呼ばれる顧客に対して貸し付ける会社(顧客の過去の任意整理や破産を知っていても貸し付ける会社)の中にも、任意整理に応じない傾向が強く、交渉に応じてくれたとしても、交渉内容が非常に厳しく、普通に返済しているのと変わらないような条件でしか、和解をしてくれないケースも散見します。
借入が発覚した場合、弁護士や司法書士に辞任されてしまうケースも
債務整理の手続き中に借金をすることは、債権者や代理人である弁護士や司法書士からの信用を失う行為です。
それが発覚した場合、契約を解除し、委任関係の終了をする場合もありえます。
そもそも、債務整理は借金を整理し、返済計画を立てる手続きであり、弁護士や司法書士はその手続きを行うために代理人として就任します。
しかし、依頼者が手続きを自ら妨げるような行動(借り入れや、手続きの進行の遅延等)を取る場合、責任を負うことができません。
そのため、契約を解除し、信任関係を終了させることになるのです。
債務整理中の借り入れが発覚すると、弁護士や司法書士は、債務整理の手続きを続けることができなくなる可能性があります。
このことから、債務整理中の借入は、決してプラスに働きません。絶対に新たな借り入れをしないようにしてください。
債務整理中に借り入れはおすすめできません!
・債務整理中に借り入れをすることは、信用情報の影響で、審査が通らないから、ほぼできない
・審査が通る中小規模の消費者金融も存在するが、デメリットが多く利用は推奨されない
・審査不要、ブラックOKといったうたい文句で近づいてくる闇金に手を出す可能性もあるため、借り入れ条件の緩いところを探すのはおすすめできない
・債務整理中に借り入れをしてはいけないのは、手続きが困難になるから
・任意整理の場合は交渉が難航する
・個人再生、自己破産の場合は、借り入れや返済が法律に違反し、手続きができなくなるおそれがある