おまとめローン

【重要】おまとめローンと債務整理のどちらを選択するべきか

「おまとめローンと債務整理はどちらを選ぶべき?」
「借り入れの一本化か債務整理かで悩んでいる!」
「自分はおまとめローンか債務整理のどちらが良い?」

借り入れの返済に困ったときの選択肢にとして、「おまとめローン」と「債務整理」のいずれかが頭をよぎる人は多いのではないでしょうか。

どちらも返済に悩む人にとってとても頼りになるサービス・制度であり、手続きをすることでつらい返済から救われたという人は少なくありません。

ですが、これからどちらかの利用を検討している人にとっては、「どちらが自分にとって最適な選択肢なのか」が気になる人も多いようです。

ただ結論から言えばどちらを選ぶのが良いのかはその人の状況によって変わってくるため、一概にどちらを選んだほうが良いという答えはありません。

とは言えある程度の選択基準などは存在しますので、今回はそのあたりについてわかりやすくお話をしていきたいと思います。

あなたがおまとめローンで一本化がオススメなのか、それとも債務整理を選んだ方が良いのか。

そのあたりで悩んで身動きが取れない人は、是非当ページを参考に自分にピッタリな選択肢を選び、つらい返済から解放される第一歩を踏み出していきましょう。

おまとめローンがおすすめな人

ここからはおまとめローンがおすすめな人のケースについて解説をしていきます。

こんな場合には債務整理ではなくおまとめローンを選んだほうが良い、そんな状況について触れていきますのでぜひ目を通してみてください。

利息を減らし完済を目指す人

まずおまとめローンがおすすめなケースとして、利息を減らして完済を目指したい人が挙げられます。

おまとめローンを活用することで返済を一本化できるだけではなく、金利・利息を減らすことができるため月々の返済がグッと楽になります。

またトータルの返済総額も減るため現実的な完済を目指すことができるでしょう。

各借入先にしっかりと返済をしていきたい、少しでも返済が楽になれば毎月の支払いが現実的に可能な経済状態であれば、債務整理をすることなくおまとめローンでの完済を目指してみるのも良いのではないでしょうか。

ブラックリストに載りたくない人

次にブラックリストに載りたくない人もおまとめローンでの一本化からの完済がオススメです。

既にご存知の人もいるかも知れませんが、債務整理をすると信用情報に傷がついてしまい、様々な金融商品の申込みの審査が通らなくなってしまいます。

※いわゆるブラックリストに載っている状態ですね。

新しいクレジットカードの申込みはもちろん、各種カードローンをはじめカーローンや住宅ローン、そしてショッピングクレジットやスマホの分割払いなども審査がNGになってしまうのです。

今後なにかローンを組む予定がある人、各種審査がNGになってしまうと困るという人は、債務整理ではなくおまとめローンを選んだほうが良いでしょう。

もちろんおまとめローンで低金利な一本化を実現できれば返済が可能な経済状態という前提ではありますが、債務整理をすると最低5年は信用情報に傷がついたままなので、自身の状況に応じてどちらを選ぶかを検討するのが良いですね。

借金の家族バレを避けたい人

最後に借金の家族バレを避けたい人もおまとめローンでの1本化がおすすめです。

どうしても債務整理となると同居家族の資産の証明などが必要なります。

家族名義の車や生命保険なども含め債務整理をする自身の資産ではないことの証明のために、家族名義の車検証や生命保険証書などの提出も手続き上必要になってしまうため、家族にかなりの借金があることがバレてしまうでしょう。

もちろん「任意整理・個人再生・自己破産」など債務整理のいずれかを選ぶかによって手続きや必要な書類・証明書なども変わってきますが、いずれの場合でも借金があることを家族にバレてしまうリスクは存在します。

もしおまとめローンをすることが家族に知られてしまったとしても、「おまとめローンで一本化」と「どうにもならないから債務整理」では、家族に与える印象もかなり変わってくるでしょう。

そういった意味でも借金バレを避けたい人は、おまとめローンへの申請を試してみることをおすすめします。

債務整理がオススメな人

ここからはおまとめローンよりも債務整理を選んだほうが良いケースについて触れていきます。

当てはまる人は無理におまとめローンを選ばず、債務整理を選択したほうが良い、そんなケースについて解説していきますので各項目に目を通していきましょう。

返済自体が難しい人

まず返済自体が難しい人は、無理におまとめローンを選ばずに債務整理を選択するほうが良いでしょう。

例えば収入が激減してしまい、おまとめローンの審査が通ったとしても返済自体が難しいようなケースであれば、はじめから債務整理を選んだほうが良いですね。

もし債務整理の中の「任意整理」であれば、借り入れの利息をカットした上で長期の分割払い交渉などが可能です。

その上で資産に対する制限なども自己破産などと比較すると負担が少ないため、おまとめローンで一本化をしても返済が難しい経済状況であれば、任意整理も含めた債務整理を検討することをおすすめします。

※もちろん収入がほとんどなくなり返済が難しいなどであれば、自己破産の含めた債務整理を検討する選択肢もあると覚えておいてください。

おまとめローンが通らない人

また単純におまとめローンの審査が通らない人であれば、必然的に債務整理を選ぶ形となるでしょう。

借入総額が大きい場合などは中々おまとめローンが審査が通らないなんてケースもあります。

さらに収入が少なく返済が難しいとみなされてしまうと、審査が緩めのおまとめローンであっても審査の通過が難しい場合もあります。

金利が高めで審査が緩めなおまとめローンに申し込みをしても、どうしても審査が通らない場合は他に選択肢がありませんので、前向きな気持で債務整理の手続きを専門家に相談してみることをおすすめします。

おまとめローンと債務整理は目的に合わせて選択する

今回はおまとめローンと債務整理、どちらを選べばよいか悩んでいる人へ向けて選択基準についてシンプルに解説をしてきました。

おまとめローンがオススメな人

・利息を減らし完済を目指す人
・ブラックリストに載りたくない人
・家族バレを避けたい人

現実的に金利を減らし一本化した後の返済が可能なのであれば、銀行系か消費者金融系かなど金利も含めておまとめローンサービスを吟味して、自分にピッタリなおまとめローンに申し込みをすることをおすすめします。

債務整理がオススメな人

・既に借り入れの返済自体が難しい人
・おまとめローンの審査が通らない人

どうしても返済自体が難しい、経済状態がかなり厳しいと自覚のある人は、無理におまとめローンを利用せずに、はじめから「任意整理・個人再生・自己破産」のいずれのか債務整理を検討することをおすすめします。

また「おまとめローンで一本化できた後の金額が不明」だと悩んでいる人は、返済シミュレーションなどもあるため、それらを利用して実際の返済額の目安を確認してみるのも良いでしょう。

仮にシミュレーションで出した金額を現実的に返済できる見込みがあるのであれば、債務整理ではなくおまとめローンで一本化した後に、コツコツと返済を続けていくのも良いですね。

人によって借り入れの総額、そして収入などの経済状況も異なるため、絶対の正解はありません。

ですが、今回お話してきたような選択基準を参考にしつつ、自身にとって無理ない選択をして毎月のつらい返済から解放されるため、おまとめローンか債務整理のいずれかの手続きへ踏み出してみることを強くおすすめします!

今ではおまとめローン、債務整理などの選択肢があるのですから、経済的にもメンタル的にも長期的な負担を負う必要はなく、きちんとした制度・サービスを活用して経済的な不安のない日々を取り戻してみてはどうでしょうか。

  • 記事監修者
  • 弁護士 近藤 裕之
  • 翔躍法律事務所 所属
  • 第一東京弁護士会 所属
  • ※法律問題に関するテキスト監修に限る