弁護士法人大東京法律事務所は近年急増する「投資詐欺」「副業詐欺」などの返金交渉を得意とする法律事務所です。東京都港区西新橋に事務所を構え、詐欺被害解決に向けて日々依頼者の救済に尽力しています。
一方、「大東京法律事務所はひどい」「着手金詐欺だ」「怪しい」というネガティブな評判や口コミがネット上で多く流れています。
また、googleのサジェストでは、「弁護士法人大東京法律事務所 懲戒」という検索ワードが引っかかることからも、不安になる要素は多いと言えます。
そこで、この記事では、弁護士法人大東京法律事務所の概要や、評判や口コミをご紹介します。
弁護士法人大東京法律事務所の概要
弁護士法人大東京法律事務所の事務所情報
事務所名 | 弁護士法人大東京法律事務所 |
所在地 | 〒 101-0051 東京都千代田区神田神保町1-10-1 |
電話番号 | 03-4530-0262 |
FAX番号 | 050-3537-8101 |
届出番号 | H-1873 |
メールアドレス | info@daitokyo-lo.com 問い合わせフォーム |
営業時間 | 月曜~金曜10:00~18:00 |
法人種類 | 弁護士法人 |
弁護士会 | 第二東京弁護士会 |
URL | https://daitokyo-lawoffice.com/ |
弁護士法人大東京法律事務所の所属弁護士
氏名かな | くりやま だいち |
氏名 | 栗山 大知 |
登録番号 | 63776 |
登録年 | 2022年 |
会員区分 | 弁護士 |
所属弁護士会 | 第二東京弁護士会 |
栗山 大知氏の経歴 | 慶應義塾大学大学院法務研究科修了 都内法律事務所勤務を経て、大東京法律事務所を開設 |
補足:栗山 大知氏は、XP法律事務所表参道支店にて勤務をしており、その後大東京法律事務所を設立したとのことです。
XP法律事務所に関しては、以下の記事を併せてご確認ください。
弁護士法人大東京法律事務所の口コミ・評判
弁護士法人大東京法律事務所の口コミ・評判
クチコミの内容をまとめると、以下のようになります。
- 大東京法律事務所の栗山大知弁護士に、ロマンス詐欺やSNS型投資詐欺の被害金回収を依頼したが、着手金70万円以上を払ったにもかかわらず、1円も回収できなかった。栗山弁護士は着手金を返す気がない。(X(旧twitterより))
- 栗山弁護士は弁護士1年目の若手で、XP法律事務所に入所後、大東京法律事務所を設立。経験豊富とは言えない。
- 大東京法律事務所の評判や口コミが少なく、唯一見つかった口コミも良い評価ではなかった。弁護士の対応に不安を感じる事例がある(連絡が遅い、自分の都合を優先、逆ギレ、辛辣な発言など)。
- 大東京法律事務所は風評被害、誹謗中傷、名誉毀損被害の削除依頼をアピールしているが、知恵袋の質問・回答には依頼したくない内容が見られる。(yahoo!知恵袋より)
- SNSやネット上の詐欺被害の多くは、相手が外国人で日本にいないため、弁護士に依頼しても費用が無駄になるケースが多い。信頼できる弁護士は、取り返せる可能性が低いことを伝える。(yahoo!知恵袋より)
- 複数の弁護士から、大東京法律事務所の個人弁護士は「着手金詐欺の疑い」という評判がある。(yahoo!知恵袋より)
大東京法律事務所および栗山大知弁護士に関する複数のクチコミを総合すると、ロマンス詐欺やSNS型投資詐欺の被害金回収を依頼しても、良い結果が得られる可能性は低いと言えます。
まず、高額な着手金を支払ったにもかかわらず、被害金を1円も回収できなかったという事例があります。さらに、着手金の返金にも応じない姿勢が見られます。
次に、弁護士としての経験不足や、国際ロマンス詐欺案件に関する知識不足が懸念されます。依頼者への対応も不適切で、連絡の遅さ、自己中心的な態度、逆ギレ、辛辣な発言などが報告されています。
SNSやネット上の詐欺被害は、加害者が海外に居るケースが多く、弁護士に依頼しても費用対効果が低いことが指摘されています。しかし、大東京法律事務所はそのようなリスクを適切に説明せず、依頼を受ける傾向があるようです。
大東京法律事務所に限らず、国際ロマンス詐欺の事務所の一部は「着手金詐欺の温床」という評判があるとの情報があります。
以上のことから、大東京法律事務所および栗山大知弁護士に詐欺被害の回収を依頼することは、十分な注意と情報収集が必要不可欠です。
弁護士法人大東京法律事務所のは詐欺?怪しい?評判・口コミが良くない理由は?
ここまでは、弁護士法人大東京法律事務所の概要や口コミについてまとめてきました。
弁護士法人大東京法律事務所は正式な法律事務所であり、弁護士の栗山 大知氏も弁護士会に所属する正規の弁護士です。
ただ、評判や口コミは全体的に芳しくなく、「詐欺」「ぼったくり」という意見が目立ちます。
では、このような評判が出てくるのはなぜなのでしょうか?理由について解説をしていきます。
【理由①】詐欺被害回復の事件は解決が難しいにも関わらず、過大な広告が行われている
まず、詐欺被害回復の事件に関して、過大な広告が行われているため、評判を落としている可能性もあります。
一般的に国際ロマンス詐欺事案は、被害回復が極めて困難です。
口座凍結しても残高は少ないことも多く、暗号資産で送金した場合は交換所の追跡はできても詐欺師の特定はできない、など他の特殊詐欺事案に比較して国際ロマンス詐欺案件は被害金の回収が極めて困難であることや、詐欺をした相手は簡単に行方をくらませたり、口座等を巧妙に隠すことから、強制的な回収を図るのも難しいためです。
また、回収が出来た場合でも、被害金が満額返ってくることは稀であり、十分な回収ができるケースは極々少数だと言えます。
にもかかわらず、
- 「被害金額1300万円で1100万円回収」
- 「被害金額500万円で400万円回収」
- 「被害金額300万円全額回収」
といった高額回収ができた事例を提示し、多くのケースで結果をもたらすと思わせるような表現をしている広告も見受けられるのです。
このような過大な広告に期待をして相談、依頼を行った方々が、結果として全く被害金が回収できず、高額な着手金を支払ったのみに終わってしまったケースなどもあり、それが悪い評判に繋がっているものだと思われます。
【理由②】二次被害の報告が悪い評判に繋がってる?
近年、副業詐欺や国際ロマンス詐欺などの、主にSNS上で行われる詐欺被害が増加しています。そこに目を付けた一部の弁護士は、着手金等を目当てに公告を出し、二次被害を拡大させているという現状があります。
NHKニュースによると、着手金を払ったのに、対応してもらえない。詐欺の“二次被害”とも言われるこうした事例が各地で相次いでいて、東京都内では、消費者窓口への相談がこの3年で3倍以上に急増しているとのことです。
このような二次被害は拡大の一途をたどっており、逮捕、懲戒処分等の様々な報道が出ています。また、弁護士会もこれらの被害を深刻視しており、「国際ロマンス詐欺案件を取り扱う弁護士業務広告の注意点」「国際ロマンス詐欺案件を取り扱う弁護士業務広告の注意点2」で注意を呼び掛けています。
もちろん、これらは、一部の弁護士等が行う違法、不当な行為です。
ただし、SNS詐欺が続発し、被害額が大幅に増加しているなかで、これらの被害者を食い物にしようとする弁護士事務所などがあることを考えると、悪い評判や口コミを書いてしまう方がおられるのは仕方がないのかもしれません。
【理由③】詐欺事件の経験が豊富は本当?
代表弁護士である栗山大知氏は、2022年に弁護士登録を行った方ですが、広告では「経験豊富な弁護士」と語っております。
これに関して、弁護士の不祥事等について詳細な記事を掲載しているブログ「弁護士自治を考える会」様では「すごい!経験豊富な弁護士が(75期1年目)が返金請求?!成功報酬ゼロ!HPに弁護士名なし!名称もでっかく大東京法律事務所(二弁)」との指摘をされています。
「経験が豊富である」というのは、ある程度主観的、定性的な問題ではありますが、確かに、一般論として、2年弱の経験ではそれを「経験豊富」だということはあまりないでしょう。
宣伝文句で大きなことを言ってしまうのは営業的要素としてごく一部は理解はしますが、ひんしゅくを買うのは避けられないでしょう。
詐欺被害に遭ってしまった場合にはどうすればいいの?
では、実際に国際ロマンス詐欺のような被害に遭ってしまった場合にはどうすればいいのでしょうか?
方法としては
- 費用が適切で、詐欺被害回復の実績の多い弁護士事務所を探す
- 詐欺を受けて借金をしてしまった場合は債務整理を検討する
の2点を検討するべきでしょう。
費用が適切で、詐欺被害回復の実績の多い弁護士事務所を探す
詐欺被害を受けてしまった場合、二次被害を拡大させないためにも、費用が適切で、詐欺被害回復の実績の多い弁護士事務所を探すことが有用となります。
ポイントは、
- 費用が適切であること
- 詐欺被害回復の実績の多いこと
の2点が挙げられます。
ポイント①費用が適切であること
まず、費用が適切であるということです。
【理由①】でもご紹介した通り、国際ロマンス詐欺に代表される詐欺事件は、被害金全額を回収するのは非常に困難です。
そのため、弁護士に依頼をしたからといって成果が上がらないということは決して珍しくありません。
ですが、成果を挙げられないからといって、必ずしもその弁護士の対応が不適切であったことにはなりません。また、中には「どれほどお金がかかっても請求をしたい」という被害者の方もおられるでしょう
問題なのは、【理由②】でも解説をした通り、被害に遭った方に対して、割に合わない高額な着手金等を請求することです。
つまり、支払った着手金と回収できたお金の比較で、前者が後者より大きく、割に合わない可能性が極めて大きい案件で、「必ず回収できる」「メリットが出る」というような誤解を招きかねない不適切な説明をし、着手金を得ていていることこそが本当の問題なのです。
これらのことから「適切な説明を受けられる」「費用や報酬が明瞭であり、適切な金額である」などの条件がそろっている弁護士事務所を探すことが、二次被害に遭わないための最も重要なポイントになるのです。
また、詐欺被害を取り扱う弁護士事務所の中には、「着手金無料」を謳っている事務所も多くあります。
たしかに着手金無料の事務所では、報酬金が高めに設定されるケースも散見されます。
ですが、詐欺被害のように回収可能性が低い案件を依頼する場合は、初期費用や失敗した際の損失を小さく抑えられることから、検討する価値があるといえるでしょう。
ポイント②詐欺被害回復の実績の多いこと
詐欺被害回復の実績の多いこともポイントの一つです。
ただし、営業職をされている方なら心当たりがあるかもしれませんが、実績や経験については、多少大げさに語ることも珍しくありません。
中には、弁護士登録をしてまだ日の浅い弁護士が経験豊富を語っているというケースもあるようです。
また、相談件数=経験とカウントしているだけで、実際の回収額は多くないこともあります。
そのため、実績や経験を判断する際には
- 弁護士の経験年数
- 受任実績
- 回収額
などを総合的に判断する必要があります。
誠実な弁護士事務所であれば、電話等で問い合わせれば教えてくれるでしょう。
詐欺を受けて借金をしてしまった場合は債務整理を検討する
国際ロマンス詐欺に限らず、副業詐欺や投資詐欺などでは、高額な契約金等を支払うために消費者金融等から借り入れをさせるというケースもあります。
参照:消費者庁「遠隔操作アプリを用いて、消費者金融業者から高額な借入れをさせる副業サポート事業者に関する注意喚起」
このような形で消費者金融等から借りたお金をだまし取られてしまった場合は、その回収のために弁護士事務所等に相談をするのは大切です。
ですが、回収が出来なかった場合には、その借金は自分で支払わなければなりません。
ただ、被害額が高額になると、消費者金融等への返済は非常に難しいと言わざるを得ません。
弊社の記事でも、【必見】借金いくらくらい債務整理が必要か?金額別でご紹介しますで解説をした通り、借金額がある程度膨らんでしまった場合には、債務整理を検討した方がいいというケースが非常に多いと言えます。
ですので、詐欺被害に遭い、借金を作ってしまった方は、詐欺被害と別に、債務整理の相談をされることも非常におすすめです。
まとめ
弁護士法人大東京法律事務所は、国際ロマンス詐欺や投資詐欺の被害回復を扱う法律事務所です。
ただ、悪質な二次被害に遭ったという口コミも散見されます。
弁護士法人大東京法律事務所の評判が芳しくない理由としては、以下の点が挙げられます。
- 詐欺被害回復の事件は解決が難しいにも関わらず、過大な広告が行われている
- 着手金を払ったのに対応してもらえないという二次被害の報告が相次いでいる
二次被害等に会わないためには、以下の点を重視する必要があります。
国際ロマンス詐欺のような被害に遭った場合は、費用が適切で実績のある弁護士事務所を探すことが重要です。また、詐欺のために借金をしてしまった場合は、金額によっては債務整理も検討する必要があります。
弁護士法人大東京法律事務所については、良い評判もある一方で、悪質な二次被害の報告も見られます。弁護士選びの際は、口コミ評判を参考にしつつ、慎重に見極めることが大切だと言えるでしょう。