ネット証券が普及する現代において、各社で様々なサービス展開が行われており、どこの証券会社で口座開設すべきかわからない方は多いでしょう。
実際に有名なネット証券には「SBI証券」「楽天証券」「松井証券」の3社があげられますが、それぞれにメリットがありますが、初心者の方には松井証券がおすすめです。
テレビなどで有名な大口投資家の桐谷さんも松井証券を利用しているため、信頼できる証券会社といえます。
そこで本記事では、松井証券の特徴やメリットを解説するとともに、SBI証券と楽天証券と比較して何が違うのかという点も踏まえて解説します。
目次
松井証券の特徴
創業 | 1918年 |
開設口座数 | 約150万口座 |
取引手数料(25歳以下) | 無料 |
取引手数料(26歳以上) | 50万円まで:無料100万円まで:1,100円200万円まで:2,200円 |
NISA口座 | 〇 |
IPO(新規上場銘柄) | 〇 |
単元未満株(ミニ株) | 〇 |
ポイント制度 | 松井証券ポイント |
松井証券は1918年に創業され、100年以上の歴史があるなかで時代の様々な変化に対応し、今日まで健全に経営されてきました。
開設口座数については2023年現在で約150万口座となっており、2024年から始まる新NISA口座も開設することができます。
そんな松井証券ですが、以下の点がおすすめです。
✅25歳以下は取引手数料が無料
✅26歳以上でも50万円までの取引は手数料無料
✅松井証券ポイントでPayPayなどが貯まる
これらの点についてそれぞれ解説します。
25歳以下は取引手数料が無料
松井証券の最もおすすめのポイントが、25歳以下は取引手数料が無料という点です。
他社では年齢に関係なく、取引金額に応じて取引手数料が決まりますが、松井証券では25歳以下であれば、どれだけ取引しても手数料がかかりません。
25歳以下となると、社会人になってまだ資金に余裕がない方が多いため、取引手数料が無料という点は嬉しいポイントでしょう。
26歳以上でも50万円までの取引は手数料無料
26歳以上になると基本的に取引手数料が発生することになりますが、1日の取引が50万円未満の場合は取引手数料が無料です。
売買取引を1日に何度も行う方は、取引額50万円は簡単に超過すると思いますが、長期で資産運用を考えている場合は、1日の取引額も小さいため手数料がかからないことがほとんどでしょう。
また、松井証券では投資信託も取引することができ、NISA口座での取引も可能なため、様々な投資スタイルに対応している点もメリットといえます。
松井証券ポイントでPayPayなどが貯まる
松井証券では、以下の方法でポイントを貯めることができます。
💡投資信託の保有額に応じて最大1%ポイント付与
💡提携しているクレジットカードの利用でポイント付与
💡各種キャンペーンの条件クリアでポイント付与
松井証券で投資信託を保有しているだけで、保有額に応じた松井証券ポイントが最大1%付与されます。
また、提携クレジットカードである「MATSUI SECURITIES CARD」を利用することでもポイントが貯まり、日用品等の買い物で使用した場合もポイントが付与されます。
そして最も大きなポイント付与が「キャンペーンの条件クリア」によるもので、口座開設するだけで200ポイントや、MATSUI Bankを利用することで最大5,000ポイントがもらえます。
また他にも様々なキャンペーンでポイントがもらえるため、ノーリスクで現金をもらえるチャンスが多いのも松井証券のポイントです。
貯まったポイントは、PayPay・dポイント・Amazonポイント・カタログギフトといったものと交換することができます。
また1ポイント1円としてポイント投資(投資信託)に利用することができるなど、様々な用途で使用できるため、必ず活用したいサービスです。
松井証券と他証券会社の比較
つぎに松井証券と他社ではどのように異なるのかという点について解説します。
比較する証券会社は「SBI証券」と「楽天証券」です。
松井証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
開設口座数 | 約150万口座 | 約1,000万口座 | 約860万口座 |
最低取引手数料 | 50万円まで0円 ※25歳以下は全取引0円 | 100万円まで0円 | 100万円まで0円 |
単元未満株 | 〇 | 〇 | 〇 |
ポイント投資 | 〇 松井証券ポイント | 〇 Tポイント・Vポイント・Pontaポイント | 〇 楽天ポイント |
銀行機能 | 〇 MATSUI Bank | 〇 住信SBIネット銀行 | 〇 楽天銀行 |
これらの点について、項目ごとに見ていきましょう。
開設口座数
証券会社業界では最大手となるSBI証券の口座開設数は約1,000万口座と群を抜いており、ついで楽天証券が約860万口座となっています。
松井証券はテレビCMなどで見かけないなど、大々的な広告をあまり打ち出していないことから、口座開設数も比較的少なくなっています。
実際に「松井証券」のイメージとしては、店舗型で運営されていた歴史が長いことから、まだネット証券としての地位を確立できていないことも要因といえるでしょう。
取引手数料
取引手数料については松井証券は50万円まで無料となっていますが、他社については100万円まで無料で取引ができます。
しかし松井証券は、25歳以下だと200万円取引したとしても無料なので、25歳以下の方は必ず松井証券を利用することをおすすめします。
26歳以降になると取引手数料は基本的にかかりますが、松井証券は50万円以下の場合は手数料無料で、他社については100万円以下は手数料無料となっている点についても注意しましょう。
単元未満株
単元未満株は100株未満を取引する場合のことで、ネット証券を中心に人気の投資方法となっています。
別名「ミニ株」とも言われており、株価が高額な場合は100株取引するのにまとまったお金が必要でしたが、ミニ株が普及したことで少額で取引することが可能となりました。
松井証券もミニ株の取引が可能となっていることから、時代に対応した取引ができる点で各社に劣るということはありません。
ポイント投資
ポイント投資は付与されたポイントを活用して投資することで、ミニ株同様に近年普及しているサービスです。
松井証券では、投資信託を保有しているだけで「松井証券ポイント」がもらえたり、他にも各種キャンペーンをクリアすることでポイントを貯めることができます。
貯まったポイントは、現金同様に使用することができることから、投資信託の追加購入費用に充てることができ、こちらもSBI証券や楽天証券と同様のサービスとなっています。
銀行機能
銀行機能は、証券会社との資金移動がスムーズに行える機能で、以前までの松井証券は銀行機能がありませんでした。
一方で、SBI証券は「住信SBIネット銀行」、楽天証券は「楽天銀行」と提携していることから、資金移動がスムーズに行えるため非常に便利な印象です。
そして、松井証券は資金移動がスムーズに行えるように、2023年10月に新たに「MATSUI Bank」を設立しました。
これを受け銀行預金を自動的に証券会社へ移動することができるようになり、投資信託を購入する際も自動的に引落しを行ってくれるようになり、他社との差がなくなっています。
まとめ
ここまで松井証券について、特徴や他社比較を行ってきました。
松井証券は100年以上の歴史があり、これまでバブル崩壊や様々な危機を乗り越えて、今日まで経営を続けてきています。
ネット証券が普及する現代においては、SBI証券と楽天証券などが人気となっているなか、様々な形でオリジナリティのあるサービスが展開されています。
25歳以下は取引手数料無料など、魅力たっぷりの証券会社で満足度も高いので、もしどこで口座開設するべきか悩んでいる方は「松井証券」がおすすめです。