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ファーマ法律事務所は怪しいという評判・口コミは本当か?

ファーマ法律事務所は、詐欺被害の返金交渉を得意とする弁護士法人です。
近年増加している投資詐欺や副業詐欺、占い詐欺などの被害者救済に力を入れています。

一方で、Googleのサジェストにはファーマ法律事務所には「怪しい」「詐欺ではないか」といった悪い評判も存在することから、不安を感じる方もいるでしょう。
では、なぜこのようなネガティブな口コミが広がっているのでしょうか。

本記事では、ファーマ法律事務所の概要や口コミ・評判等について解説します。

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ファーマ法律事務所の概要

ファーマ法律事務所の基本情報

事務所名ファーマ法律事務所
弁護士会東京
届出番号H-1701
法人種類弁護士法人
住所〒 169-0075
東京都新宿区高田馬場2-17-15
唐橋ビル9階
電話番号03-6233-7648
0120-842-590
 メール問い合わせフォーム
 LINE LINE 
FAX番号03-6233-7649
電話受付時間10:00〜20:00
URLファーマ法律事務所
詐欺被害回復専門サイト
引用:ファーマ法律事務所HP,日本弁護士連合会HPより

ファーマ法律事務所に所属する弁護士

氏名かな             むらかみ たかひろ
氏名      村上 貴洋
登録番号                           49373
会員区分             弁護士
弁護士会             東京弁護士会
引用:ファーマ法律事務所HP,日本弁護士連合会HPより

ファーマ法律事務所の評判・口コミ

詐欺にあった人から着手金を取り何もしてくれなかった(yahoo!知恵袋より

なかには、ファーマ法律事務所の実在を疑う方もおられました。(yahoo!知恵袋(1) ,yahoo!知恵袋(2))

一方で、口座が振り込め詐欺や、投資詐欺の振り込み先として使われてしまった可能性のある方が、書類を送られたケース(yahoo!知恵袋より)もあるようで、このことからは、ファーマ法律事務所は詐欺被害回復のために活動をしていることがうかがえます。

一方で、X(旧tiwtter)では、振り込んだ着手金等の費用の返金に応じてくれず、弁護士会に相談をしたというケースもあるようです。

ファーマ法律事務所の評判・口コミが良くない理由は?

ここまでは、弁護士法人ファーマ法律事務所の概要や口コミについてまとめてきました。

弁護士法人ファーマ法律事務所は正式な法律事務所であり、代表弁護士の村上 貴洋氏も弁護士会に所属する正規の弁護士です。

ただ、評判や口コミは全体的に芳しくなく、「怪しい」という意見が目立ちます。

では、このような評判が出てくるのはなぜなのでしょうか?理由について解説をしていきます。

理由1:詐欺被害の回復は非常に困難なケースが多い

詐欺被害の解決は、他の法律問題に比べて非常に難易度が高いのが実情です。
特に国際ロマンス詐欺のケースでは、詐欺師の特定や被害金の回収が極めて困難となります。
にもかかわらず、一部の弁護士事務所では過剰な広告を出し、高額な着手金を取りながら十分な対応ができていないという実態があります。

実際、着手金を支払っても対応されないという事例が各地で増えており、東京都内では消費者窓口への相談がこの3年間で3倍以上に急増しているとのことです。

また、このような二次被害を弁護士会でも問題視しており、以下のような声明を発表しています。


このように、そもそも回収困難な案件で、初期費用を受け取って業務を行っているということが、ファーマ法律事務所に対する悪評にもつながっている可能性は否めません。

理由2:過去に問題のある会社の顧問を務めていたとの噂

ファーマ法律事務所の代表弁護士である村上 貴洋氏は、過去に給与ファクタリング会社の顧問を務めていたとの情報が、ネット上に複数存在します。

 ファーマ法律事務所の代表弁護士である村上 貴洋氏(当時、さくら共同法律事務所)は、給料ファクタリング業界を代表する七福神(株式会社ゼルタ)の顧問を務める弁護士でした。

Banking-g.com

村上 貴洋 氏の経歴を調査してわかった事ですが、2021年1月14日に出資法違反・貸金業法違反の容疑で逮捕された給料ファクタリング業者 『七福神』の顧問弁護士を務めていた事がわかりました。当時、村上 貴洋 氏はさくら共同法律事務所に所属していたようです。

返金トラブル.com

給与ファクタリングは違法となるケースもあり、大手会社の関係者が逮捕されるなどの問題も起きています。
特に、給料ファクタリング大手「ZERUTA(ゼルタ)」の問題が大きく、本件では、社長等を含む複数の男女が貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の容疑で逮捕されています。(2021年1月14日 12時02分 朝日新聞デジタル記事

ただし、これらの情報は過去のブログ記事等では記載があるものの、確度の高い情報にたどり着けないことも多いことから、信ぴょう性には疑問があるという点には注意が必要です。

もっとも、過去にこのような会社と関わり合いがあったという噂が広まっていることは、ファーマ法律事務所の悪評に繋がっている可能性は否めません。

理由3:真摯に業務に取り組んでいるがゆえの誤解

ファーマ法律事務所が詐欺被害の回復業務で行う「口座凍結」や「返金請求」は、正当な弁護士業務の一環です。
しかし、最近では、口座の売買や

中には自身の口座が詐欺に利用され、凍結や請求を受けた人からは、「怪しい」「詐欺だ」という非難の声が上がることもあります。

yahoo!知恵袋で質問をされた方の中に、口座売買で自分の口座がオレオレ詐欺に使われてしまい、ファーマ法律事務所から通知が来て被害額を請求されたという報告がありました。

しかし、これは明らかな誤解がはいりこんでいます。

むしろ口座売買などの行為自体が違法性の高い問題なのです。

口座売却、他人になりすまして口座を作るなどの行為は、罪に問われる可能性のある違法行為です。また、売却した口座は振り込め詐欺、マネーロンダリングなどの犯罪に使われることも多いと言われています。(参照:「銀行口座の売買」一般社団法人全国銀行協会HPより

このように、詐欺等に利用された口座を凍結し、口座の所有者に返金を求めることは、ファーマ法律事務所の正当な業務だと言えます。

この点に関しては、ファーマ法律事務所は真摯に被害者救済に取り組んでいるのであって、安易に「怪しい」とレッテルを貼るのは適切ではありません。

詐欺被害に遭ってしまった場合の対処法

投資詐欺や副業詐欺、国際ロマンス詐欺などの被害に遭ってしまった場合、どのように対応すればよいのでしょうか。
詐欺被害からの回復を図るためには、適切な弁護士事務所への相談と、必要に応じた債務整理の検討が重要となります。

適切な費用設定と豊富な実績を持つ弁護士事務所を選ぶ

詐欺被害の回復を弁護士に依頼する際は、費用体系が明確で適切な水準であることが大切です。
特に国際ロマンス詐欺などでは、被害金の全額回収が極めて困難なケースが多いのが実情です。
にもかかわらず、一部の事務所では過大な宣伝を行い、高額な着手金を取りながら十分な成果を上げられていないという問題があります。
このような不適切な対応が、二次被害を生み出す原因にもなっているのです。
弁護士選びのポイントは以下の2点です。

費用体系が明瞭で、適切な水準であること
詐欺被害回復の豊富な実績を有していること

着手金無料を謳う事務所も多くありますが、その場合は成功報酬が高めに設定されていることも少なくありません。
ただし、回収可能性の低い詐欺案件では、初期費用を抑えられるメリットは大きいと言えるでしょう。
実績については、弁護士の経験年数や受任件数、実際の回収額などを総合的に判断することが重要です。
誠実な事務所であれば、問い合わせに対して丁寧に回答してくれるはずです。

詐欺を受けて借金をしてしまった場合は、債務整理を検討する

副業詐欺や投資詐欺では、契約金等の名目で、その支払いのために消費者金融等から借り入れをさせるケースもあります。

そのような形でだまし取られた借金を詐欺会社から回収できれば問題はありません。

しかし、回収できなかった場合、最終的には返済の義務を負うのは被害者です。

ただ、借り入れ額が高額の場合、消費者金融等への返済は非常に難しいと言わざるを得ません。

借金額がある程度膨らんでしまったケースでは、債務整理の検討が必要となることが多いでしょう。

そのため、詐欺被害に遭い借金を背負ってしまった方は、詐欺被害回復とは別に、債務整理の相談をされることを強くおすすめします。

なお、どのくらいの借金があると債務整理をした方がいいのかについては、【必見】借金いくらくらい債務整理が必要か?金額別でご紹介しますで解説をしております。併せてご参照ください。

【必見】借金がいくらまでなら完済可能?債務整理が必要?金額別で紹介借金の返済に苦しんでいる方は多いですが、いくらくらいの借金があれば債務整理を検討した方がよいのでしょうか?借金の金額によって、おすすめの債務整理の方法も変わってきます。 本記事では、借金の金額別に自力返済が可能かどうか、債務整理が必要かどうか、それぞれの金額域でおすすめの債務整理方法をご紹介します...

まとめ

弁護士法人ファーマ法律事務所は、国際ロマンス詐欺や投資詐欺などの被害回復を手がける法律事務所ですが、ネット上では「怪しい」「詐欺に遭った」といった悪い口コミも見受けられます。
その理由としては、以下の点が考えられます。

詐欺被害事件の解決は非常に難しいにもかかわらず、過剰な広告が見られる
着手金を支払っても満足な対応が得られないという報告が相次いでいる
代表弁護士に懲戒歴があるとの情報がある

詐欺被害の二次被害を防ぐためには、費用体系が適切で実績豊富な弁護士事務所を選ぶことが肝要です。
また、詐欺被害によって借金を負ってしまった場合は、債務整理についても検討する必要があります。
ファーマ法律事務所には良い評判もある一方で、悪質な被害に遭ったという報告も少なくありません。
弁護士選びに当たっては、口コミ情報をよく吟味し、慎重に見極めていくことが何よりも大切だと言えるでしょう。

  • 記事監修者
  • 弁護士 近藤 裕之
  • 翔躍法律事務所 所属
  • 第一東京弁護士会 所属
  • ※法律問題に関するテキスト監修に限る